J1のG大阪が浦和に1─3で敗戦 浦和は来年度の天皇杯の参加資格剝奪処分後初の国内公式戦で勝利
明治安田J1第28節最終日(24日、G大阪1-3浦和、パナスタ)G大阪は数的有利になりながらも、勝利することができなかった。試合開始直後から激しいボールの奪い合い。前半17分にはG大阪のFW宇佐美がフリーキックを直接決め、先制点。浦和も同29分にFWホセ・カンテが同点ゴールを決めた。
後半に入っても、両チーム球際で激しいプレーを披露。すると、3分頃に、G大阪のDF黒川が自陣でボールをキープすると、ホセ・カンテがユニホームを引っ張って倒し、これをキッカケに両チームが入り乱れる騒動に。この騒ぎの中、宇佐美から厳しい口調で言葉を浴びせられたホセ・カンテが宇佐美に対し、頭突き。主審がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でプレーを確認した結果、ホセ・カンテにはレッドカードが提示され、退場処分が下された。
10人となった浦和は後半23分にFW高橋が勝ち越しゴール。サポーターが暴力行為などに及んだ問題により、来年度の天皇杯の参加資格剝奪とけん責(始末書の提出)の懲罰という処分を下された後、初の国内公式戦を勝利で飾った。