【プレビュー】ルヴァンカップのリベンジを期すG大阪と、優勝争いに生き残っていくために負けられない浦和が激突|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは9月23日と24日に第28節が開催。パナソニックスタジアム吹田ではガンバ大阪と浦和レッズが激突する。
一つでも順位を上げていきたいG大阪と、優勝争いに生き残っていくためにも勝利が欲しい浦和が相対する。今月に行われた両者によるJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝では浦和の勝利に終わったが、リーグ戦で勝利を手にするのはどちらになるか注目だ。
ホームに浦和を迎えるG大阪は、序盤戦こそ苦労する時期が長かったが、そこから少しずつ調子を取り戻して中位まで順位を上げてきた。ただ、先月の終わりから公式戦5試合勝ち星なしと停滞気味になっており、もう一度、チーム全体で立て直すことで勝利を積み重ねていきたい。前節もアルビレックス新潟を相手に先手を取りながら逃げきれなかっただけに、ゲーム運び等を見直して勝ち切るサッカーをしていく必要があるだろう。
今節はルヴァンカップで2試合ともにクリーンシートで敗れた浦和が相手と考えると、やはり必要になってくるのは得点だ。ショートパスとロングパスをうまく織り交ぜながら相手の守備の隙を突いていきたい。ゴールを期待したいのは前節の新潟戦で先制弾を奪った食野亮太郎。前線がうまくポストする中で、その後ろの選手たちがどれだけ絡んでいけるかが鍵を握るだけに、周りの連携やうまくスペースを見つけることで食野のアグレッシブさを際立たせたいところだ。
一方、浦和としては上位追走のために負けられない試合が続く。今節が始まる前の時点で首位のヴィッセル神戸との勝ち点差は「6」。決して届かない差ではないため、いかに取りこぼしをしないようにしていくかが大事になる。ただ、G大阪と同じで浦和も最近の試合では勝ちきれない戦いが続いている。前節の京都サンガF.C.戦、前々節のアルビレックス新潟戦とともにドローに終わっており、そういう試合をしっかりと勝点3に繋げていくことが優勝への一歩となる。
そこで迎えるG大阪戦は、確かにルヴァンカップで完勝を収めた相手ではあるものの油断は禁物だ。2試合を終えて対策をとってくる可能性も高く、ある意味、戦いづらさもあるだろう。優勝に向けて負けられないというプレッシャーもあるだけに、そういったものを跳ね除けることができるかが注目される。キーマンとしてはブライアン・リンセンをあげたい。ルヴァンカップでG大阪から得点を奪い、AFCチャンピオンズリーグでもゴールを奪取。先発か途中出場かはわからないが、ピッチに立った時にストライカーとしての能力を発揮したいところだ。
日程的にG大阪が有利なのは間違いない。その状況をうまく利用するか、それとも浦和が乗り越えて勝利を手にするのか。注目の一戦は24日17時キックオフだ。