[11.28 Jリーグチャンピオンシップ準決勝 浦和-G大阪 埼玉]

この試合で最も輝いていたのは、まぎれもなくGK東口順昭だった。「失点せずに流れを変えられるのはGKの醍醐味だと思う」。試合後、マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれ、賞金50万円を手にしたガンバ大阪の守護神は、堂々と胸を張った。

被シュートは23本あった。しかし失点はセットプレーからFWズラタンに押し込まれた後半27分の1点に抑え込む。逆に後半アディショナルタイムにMF 武藤雄樹にフリーで打たれたヘディングシュートを体に当て、クロスバーに当てて跳ね返りを防ぐ。「正直、難しいシュートやったと思います。バーに当たって 助かったなという思いもありますし、しっかり我慢できたなという思いもあります」。神がかり的なセーブを連発し、勝利を呼び込んだ。