G大阪、逃げ切れず新潟と1-1 指揮官「勝ちたかった試合」
ホームで5連勝中だったG大阪は残り10分弱を逃げ切ることができなかった。17日にパナソニックスタジアム吹田で行われた新潟戦。終盤の失点で1-1の引き分けに終わり、ポヤトス監督は「ゴールチャンスはガンバの方が上回っていた。勝ちたかった試合」と肩を落とした。
シュート数は新潟の6本に対し、3倍以上の19本を放った。しかし、決定機をなかなか生かせない。後半18分、黒川の左クロスを相手DFがはね返したこぼれ球を食野(めしの)が拾い、相手のマークをはがして待望の先制点を奪った。
ところが、その後は追加点を奪えず、32分に宇佐美や石毛を投入したが、38分にゴール前に縦パスを通されて同点に追いつかれた。「2点目を取れる場面もあった。攻撃陣がしっかりチャンスを生かせれば」と食野。「ゴールを決めた後に試合をしっかり支配していく。メンタル面も強化していかないといけない」と振り返った指揮官は、自らが挙げたメンタル面の課題については「しっかりボールを握って試合を支配するのを落とし込んでいるが、反射的に後ろに引いてしまう。彼らの気持ちも理解できるが、チーム全体でこうした(苦い)経験を学びにしていきたい」と力を込めた。今季は残り7試合。1桁順位も目前。歩みを止めないことが成長につながる。(北川信行)