G大阪・パトリック選手に差別的ツイート 浦和サポーターを“自称” 産経新聞 11月28日(土)22時17分配信

サッカーJ1の年間優勝を争う明治安田チャンピオンシップの28日の準決勝で、浦和を下したG大阪のパトリック選手に対し、ツイッター上で人種差別とみられる書き込みがされたことが分かった。

パトリック選手本人も確認したとみられ、自身のツイッター上で「私は黒人であることをとても誇りに思っています。息子も黒人ですし、すごく幸せです。今回の件は、どれほど悲しいかは神様にしか分からないです」と心境を明かした。

差別的な書き込みをした人物はツイッターのアカウントに浦和の選手らの画像を載せ、同チームのサポーターと自称している。

G大阪は取材に「Jリーグと話し合って対応を検討する」としている。

パトリック選手はこの日の準決勝でだめ押しとなる3点目を決めるなど活躍した。ツイッターでは「人種差別を受けたのは初めてですし、まさかこの国でそう いう目に遭うとは思いませんでした」とショックを打ち明けるとともに「この国はものすごく好きですし、リスペクトしています。私の中ではマナーや文化が一 番良い国と思っています」と続け、困惑していることをうかがわせた。最後に「こういう事は人間としてやるべきではない」と怒りもにじませた。

浦和のサポーターをめぐっては昨年3月、埼玉スタジアムに「JAPANESE ONLY」と書かれた人種差別的横断幕が掲げられ、チームに対しJリーグ初となる「無観客試合」の処分が下された。

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