【G大阪】Jリーグからけん責と罰金100万円 元ユース監督の適正範囲を越えた指導に懲罰決定
Jリーグ(野々村芳和チェアマン)は12日、ガンバ大阪に対しての懲罰を発表した。内容はけん責と罰金100万円。
対象事案は森下仁志元ユース監督(50)が、同監督に就任した21年1月ごろから23年2月ごろまでの間、選手に指導の適正範囲を超えた不適切な言動を行っていたことに対し、クラブの管理責任を問うたもの。
G大阪側は既に3月にこの事案を公表し、記者会見を行っていた。同月で監督を退任した森下氏は、G大阪に籍を置いたまま6月から年内までJFL(日本フットボールリーグ)の高知ユナイテッドSCで更生研修を受けている。
Jリーグでは森下氏に対する懲罰も検討したが、クラブが実施する措置や、試合などに関与することが相当期間にわたって断たれていることから別途、懲罰を科す必要はないと判断したという。
G大阪では既に再発防止策として、下部組織体制の見直しや社内教育の再徹底、社内相談窓口の強化などに取り組んでいる。