G大阪、浦和に完敗しルヴァン杯ベスト4ならず 8年連続無冠が濃厚に 攻撃陣がふるわず公式戦3連続無得点
◇YBCルヴァン杯準々決勝第2戦 浦和3―0G大阪(10日・埼スタ)
G大阪は浦和に0―3で敗れ、2戦合計0―4となりルヴァン杯ベスト8で敗退した。すでに天皇杯は敗退、リーグ戦は11位と優勝争いに絡めておらず、15年の天皇杯優勝を最後に8年連続の無冠が濃厚となった。
ホームでの第1戦は主導権を握りながら、0―1と敗れて迎えた第2戦。前半8分、CKから浦和FWリンセンにヘディングシュートを決められて失点した。ゴール正面でフリーを作ってしまいリードを広げられ、この時点で90分以内の勝利には3点が必要な状況に。しかし攻撃は細かいミスが多発し、リズムが生まれない状況に。アンカー起用の司令塔・MF山本からの配球にもずれが生じ、チーム全体を重いムードが覆ったままハーフタイムを迎えた。
ポヤトス監督は後半開始、MFダワンに代えてFW宇佐美を投入。左ウイングに入った宇佐美は、中央や下がった位置でも積極的にボールを受け、リズムを作り出した。ボールが循環し始めると後半7分にはFWジェバリが決定機を迎え、浦和GK西川をかわしたが、左足のシュートは枠をとらえられず。後半18分には再び浦和FWリンセンに決められ、決定的なリードを奪われた。後半41分にも浦和FWシャルクに決められて3失点目。攻めても最後までゴールは割れず、これで公式戦は3試合連続無得点となった。