【G大阪】MF山本悠樹「Jでの成長すごく大事」代表入りお預けも2日札幌戦で12戦連続先発へ
ガンバ大阪のMF山本悠樹(25)が、9月2日のアウェー北海道コンサドーレ札幌戦に12試合連続で先発する。先発に定着後は11試合で8勝2分け1敗と、一時最下位に低迷したチームが驚異的な回復を遂げた。
今や欠かせない大黒柱が8月31日、非公開練習後に取材に応じた。
直接対決で直近4試合未勝利(2分け2敗)と、やや苦手にする札幌に、背番号29は「みんな札幌が難しい相手だと分かっている。(試合中に)うまくいかないからといって、ネガティブにならないことはすごく大事」と、精神的な問題を強調した。
札幌が現在9戦未勝利という状況を、山本は「僕は知らなかったが、きっかけ1つで僕たちも変わったように、そういうチームもある。自分たちがもっと上に行かないといけないので、そういうきっかけを与えないようしたい」とコメントした。
関学大から入団4年目の今季、主にインサイドハーフで攻守の起点になる。副主将の立場で、主将マークを巻く機会も多い。17試合無得点の数字以上に、貢献度は高い。
この日発表の日本代表には初選出されなかった。関学大時代の19年に、三笘や旗手らとユニバーシアード・ナポリ大会の日本代表で金メダルを獲得した。次なる舞台は、決して夢ではなくなってきた。
本人は「(代表から)お話があればうれしい」と言う程度で「それよりも、Jリーグでの成長がすごく大事。これまでの中で、ものすごくいいシーズンを過ごせている。より成長できる時だと思う」と、目の前の試合に集中する。
ポヤトス監督は、クロアチア代表MFモドリッチと山本の共通点が多いことを指摘。「(2人は)多くのゴールを取るわけではないが、それ以外のところで、いろんなことをチームに与えてくれる。悠樹には、上にたどり着くための能力がある」と、最大級の賛辞を惜しまなかった。