G大阪ポヤトス監督、9月2日・札幌戦へ相手マンツーマン守備を警戒 ペトロビッチ監督は「尊敬する監督」
G大阪は31日、札幌戦(9月2日・札幌D)に向けてポヤトス監督らが取材に応じ、札幌のマンツーマン戦術への警戒心を明かした。札幌はピッチ全体でマンツーマンの守備も行い、攻守で攻撃的な姿勢を貫くチーム。札幌のペトロビッチ監督を「尊敬する監督」と語ったポヤトス監督は「本当に難しい試合になると思っています。マンツーマンの相手を崩すには、手数を踏まないといけない。優位性を見つけるのは難しい。ボールを動かすダイナミックさが必要で、相手をしっかり動かしたい。またボールを持っていない選手が予備動作を入れて、スペースをつくる動きも必要になる」と話した。
どこにスペースがあるのかをチーム全体で理解し、ボールを動かすことで試合を支配するスタイルを目指すG大阪。マンツーマンで守備を行う相手に対し、ポヤトス監督は「快適にプレーできないところがある。選手がどう瞬間瞬間で判断し、解決できるかが大事。相手もどこかの瞬間でずれや間違いが起きるはず。それをかいくぐってしまえば、広大なスペースがあるのでいいシーンが作れるはずだ」とイメージした。
前節の鳥栖戦では前半からボールをスムーズに動かしたが、一瞬の隙を突かれて失点。終了間際にFW山見のゴールで1―1の引き分けに終わった。DF福岡将太は、鳥栖戦の失点シーンでは自身も含めて複数選手のポジショニングに改善点があったことを明かし「ひとつのミスなら誰かがカバーすればいいが、2つ、3つと重なると失点になる。ミスの回数を減らさなければいけない」と隙のない守備をイメージ。さらに最終ラインから攻撃の起点にもなる福岡は「速い攻撃が正しいのか、遅攻がいいのか。そこはしっかりと判断しながらやりたい」と札幌が得意とするオープンな展開ではなく、試合の流れを読みながらの攻撃をイメージしていた。