サッカーJ1・サガン鳥栖、GK朴一圭が好セーブで踏ん張ったが…終了間際の失点でドロー
鳥栖1―1G大阪
J1リーグは26日、第25節の残り8試合が行われ、鳥栖はG大阪と引き分けた。
試合終了後、G大阪のポヤトス監督は「サッカーは改めて素晴らしいものだと思った」と振り返った。対照的に、鳥栖はその残酷さを思い知らされた試合だった。
FWジェバリら強力な顔ぶれを前線にそろえるG大阪を相手に、鳥栖はGK朴一圭が再三の好セーブを見せるなど踏ん張った。61分には、自陣からDF原田が送ったロングボールにFW長沼が抜け出して先制。しかし、試合終了間際、カウンターからゴールを割られ、勝ち点3はこぼれ落ちた。
試合の終わらせ方にも課題は残るが、それ以上に必要なのは得点への貪欲さだろう。今季、鳥栖が1―0で勝ちきったのは、わずか2試合。複数得点を奪うことが勝利につながることは明白だ。
シュート数は相手の16本に対し、鳥栖は8本。川井監督が「少しの判断(の遅れ)の部分。もっと押し込んで攻撃できた部分があった」と振り返ったように、相手陣内にスペースがあっても攻撃のテンポが上がらず、好機を作れない場面は多かった。これで5戦勝ちなし。消耗が激しい夏場の戦いでも、持ち味の運動量は発揮できているだけに、追加点を取りきる勝負強さがほしい。(緒方裕明)
鳥栖・川井監督「(大勢のサポーターに応えられず)残念な結果になってしまった。次もホームで試合ができるので、借りを返したい」
G大阪・ポヤトス監督「ボールを持ちながらチャンスを作り、本当に良い試合をしたと思う」