【プレビュー】湘南が残留圏に浮上するか、浦和がトップ3との差をつめるか|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは8月25日と26日に第25節が開催。金曜日の夜、レモンガススタジアムでは湘南ベルマーレと浦和レッズが対戦する。
金曜日の夜、レモンガススタジアムでは湘南ベルマーレと浦和レッズが激突する。8月最後の金Jはどんな一戦になるだろうか。
ホームの湘南は、最下位に沈んでおり、降格の危機にさらされている状況だ。ただ、17位・横浜FCとは勝点1差、16位・柏レイソルとも勝点2差と残留争いのライバルの背中は見えている。1つ勝てば順位をひっくり返せる状況にはある。
前節こそ、好調なガンバ大阪に敗れ、前々節・アルビレックス新潟戦はゲーム終盤まで2点のリードを保っていたものの、75分と90+3分に決められ勝点1に終わってしまったが、その前の第22節・サンフレッチェ広島戦は1-0で勝利。16試合勝ちがなく、その間に5連敗や4連敗を経験していた時期と比べると、明らかにチーム状態は上向きである。
そのチームを最前線で引っ張っているのが大橋祐紀である。3試合連続ゴール中と点取り屋としてはいまノリに乗っており、さまざま形からゴールネットを揺らしている。チームとしても、エースの町野 修斗が海外挑戦を決断し、新たな得点源が必要な状況の中で戻って来た背番号17に寄せる期待は大きいだろう。
今季はホームでわずか1勝しかできていないが、残り10試合で残留を果たすためにはホームで勝点を積み上げていく必要がある。今節は主軸を担う小野瀬 康介が累積警告で出場停止。攻撃のキーマン不在の穴は簡単にはふさげないだろうが、そこはチャンスをもらった選手を含め、チーム全員が奮起し勝点3を手にして、翌日に試合を控える横浜FCと柏にプレッシャーを与えたい。
アウェイの浦和は、勝点41で4位につけており、少し差はあるが、まだトップ3の争いに絡んでいける可能性は残っている。ここで下位チーム相手に取りこぼしは許さない。
そんなチームは先週から今週にかけては、埼玉スタジアムで2試合続けてビッグゲームを戦った。18日に行われた3位・名古屋グランパスとの直接対決はホセ カンテが決めた1点を守り切り、勝点差を詰めることに成功すると、22日にはAFCチャンピオンズリーグのプレーオフを戦い、香港の理文に勝利。力関係では勝る相手に対して、小泉佳穂が3分、興梠慎三が6分にスコアを動かし試合のすう勢を決めると、その後は危なげなく時計の針を進め、終了間際に関根貴大がトドメの3点目を決め、本大会出場を決めた。
夏場の連戦でフィジカルとメンタルの両方の消耗が気になるところだが、勝っていることを考えれば問題ないはず。勝点を積み上げていくことでトップ3を追走していきたい。