【G大阪】外国籍選手がPK役を巡り「けんかしていて」メモリアル弾の宇佐美貴史が舞台裏明かす

<明治安田生命J1:G大阪2-1湘南>◇第24節◇19日◇パナスタ

ガンバ大阪のJ1ホーム通算900得点のメモリアル弾を決めたのは、エースFW宇佐美貴史(31)だった。鹿島に続き、史上2クラブ目の達成。

【写真】宇佐美がPKを蹴ってゴールを決め、笑顔でイレブンと祝福しあう

1-0とG大阪がリードし、MF山本が得たPKを後半16分、主将の宇佐美が右足で左へと決めた。結果的に1点差の勝利のため、貴重な追加点になった。そのPKの舞台裏を試合後、宇佐美自身が明かした。

「(PKを蹴る役目について)アラーノとジェバリが結構(自分が蹴ると言って)けんかしていて。俺は別に蹴るつもりはなかった」というが、ポヤトス監督は「彼を心から信頼していた」と宇佐美を指名。

ピッチ上の副主将の山本を通して、外国籍選手2人に監督の意向を伝え、宇佐美が蹴ることになった。

宇佐美は「自分が蹴りたくないわけじゃないが、任せるところは任せるのが今年のテーマ。ただ、チャンスが来た時は『よし』と思い、判断も何もなく、左に強く蹴るとしか考えなかった」と説明した。

仲介役になった山本は「(その後は)機嫌を損なわないように、ジェバリとかにはケアを多めに入れて。外国籍選手は蹴りたいと思うし、でも、貴史君が点を取ることに意味がすごくある。どういう形であれ、得点してもらえたのはよかった」。

アラーノは「あの状況でみんなのことを考えて、貴史がゴールを取ることがチームにとって、一番大きいと考えた」と、試合後は笑顔で説明した。

今季は宇佐美が、レジェンドMF遠藤保仁(現J2磐田)の背番号7を引き継ぎ、新たに主将にも就任。序盤こそ4試合で2得点と好スタートを切ったが、途中でけがなどがあり、ベンチスタートが急増。

コンディションが上がらず、最近5試合は途中出場が続いていた。この日は6試合ぶりの先発で今季4点目(20試合)をマーク。J1通算は229試合68得点。

ポヤトス監督は、エースを先発で起用した理由について「相手センターバックが結構、前に出てくるので、そのギャップを突いていきたかった」と、スバリ当たった自身の采配に胸を張っていた。

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