プロとして成功する選手の共通点とは? 伝説のスカウト二宮博が紐解く、橋本英郎の“受容力”

「イナよりもすごい選手がいたんです。そういうスタート」

自分が絶対に勘違いできない環境

「指導者受け」する選手であり「器用貧乏」。生き抜く方法は?

[PROFILE] 橋本英郎(はしもと・ひでお) 1979年5月21日生まれ、大阪府出身。ガンバ大阪のアカデミーを経て、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、不動のボランチとしてJ1初制覇、アジア制覇などガンバ大阪の黄金期を支えた。その後、2012年にヴィッセル神戸、2015年にセレッソ大阪、2016年にAC長野パルセイロ、2017年に東京ヴェルディ、2019年にFC今治に移籍してプレーし、2022年おこしやす京都ACに選手兼ヘッドコーチとして加入。現役選手としてプレーしながら、Jリーグ解説者、サッカースクール・チーム運営など幅広く活動。日本代表としては国際Aマッチ・15試合に出場。2023年1月に引退を発表。25年間の現役生活に終止符を打った。

[PROFILE] 二宮博(にのみや・ひろし) 1962年、愛媛県生まれ。中京大学卒業後、生まれ故郷で公立中学の保健体育教諭として10年間勤務。1994年からJリーグ、ガンバ大阪のスカウトとして多くの選手の発掘、獲得に携わった。その後は育成組織であるアカデミー本部長などを歴任。組織の充実などに努め、「育成のガンバ大阪」の礎を築いた。2021年、定年を前にガンバ大阪を退社し、自らがスカウトした元Jリーガー、嵜本晋輔氏が代表を務め、ブランド品の買取や販売事業を手掛けるバリュエンスホールディングス株式会社に入社。社長室シニアスペシャリストとしてスポーツ関連事業に携わるほか、大学や企業で講演活動などを行っている。神戸国際大学客員教授。

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