【G大阪】宇佐美、槙野攻略自信「キャラ的に前に出てくるので逆を突く」 スポーツ報知 11月28日(土)7時5分配信

◆Jリーグチャンピオンシップ ▽準決勝 浦和―G大阪(28日・埼玉)

11年ぶりに復活したJ1年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)は28日の準決勝(埼玉)で開幕する。第1ステージ覇者の浦和が、年間勝ち点3位のG大阪と激突する一戦。

浦和が因縁に燃える一方で、昨季の3冠王者・G大阪には連覇への気負いは感じられない。FW宇佐美が「やりにくさは浦和の方があるんじゃないですか。僕らは失うものは何もない」と語ったように、年間3位からJ連覇を目指せるCSのシステムを最大限に生かすつもりだ。

しかしACLはベスト4、ナビスコ杯は決勝で敗れるなど、今季のG大阪は勝負所で結果を出せていない。そんな中、長谷川健太監督(50)は、特にナビスコ杯決勝の鹿島戦(10月31日)で0―3と完敗したことを「連覇を意識して受けに回ってしまった」と問題視している。

鹿島戦前の準備期間、チームに目に見えない緩みがあったことを反省。すると今週、選手たちは次々と「すごくぴりぴりとした雰囲気の練習だった」と証言した。緊迫した空気の中で隙を排除してきたチームは、ナビスコ決勝の二の舞いは踏まないとみる。

攻撃のキーマンはやはり宇佐美。今季トップ下としてチームをけん引してきたMF倉田が22日の山形戦で腰の打撲を負い、そのポジションでの先発が濃厚 だ。浦和守備陣、特に日本代表DF槙野に対し「キャラクター的にも前に出てくるんで、逆を突く動きができればいい」と言うなど、攻略に自信を見せる。

倉田“切り札” そして倉田が“切り札”として控える。昨季の浦和戦(0―2で勝利)で、試合を決めたのがともに途中出場のFW佐藤(現・徳島)と倉田だった。最大で首位との勝ち点14差からの大逆転Vを果たした昨季の再現へ、準備は整った。

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