G大阪、ダワン土壇場弾で打ち合い制して直近8戦7勝1分け! 川崎Fは瀬川祐輔2発で追いすがるも及ばず
明治安田生命J1リーグでは6日、第22節の川崎フロンターレvsガンバ大阪が行われた。
直近3試合無敗の7位・川崎Fが、7試合6勝1分けと絶好調な13位・G大阪をホームに迎えた一戦。川崎Fはレアンドロ・ダミアンや家長昭博、脇坂泰斗ら、G大阪はイッサム・ジェバリやファン・アラーノ、山本悠樹らを先発起用した。
試合は立ち上がりから川崎Fが主導権を握るが13分にG大阪が先制する。ファン・アラーノのクロスがファーに流れたところ、ボックス左でボールを持った石毛秀樹が右足を素早く振り抜くと左ポストを叩いたシュートがゴールに吸い込まれた。
それでも27分、川崎Fが反撃に出る。登里享平の浮き球のパスに反応した脇坂泰斗がボックス中央で絶妙なトラップ。右足で流し込んで同点とする。
試合はその直後にも動く。ボックス右でボールを受けようとした石毛にチェックをかけたジョアン・シミッチのプレーがファウルと判定されてPKの笛。30分、キッカーを務めたI・ジェバリがゴール左下隅に沈めた。
さらに41分、川崎Fの後方でのパス回しに対してファン・アラーノとI・ジェバリが猛プレス。最後は高井幸大のバックパスをファン・アラーノがカットし、GKチョン・ソンリョンまでをかわしてスライディングでコースを塞ぎにかかった大南拓磨をループシュートで外してネットを揺らした。
2点差をつけられた川崎Fはハーフタイム中にマルシーニョに代えて瀬川祐輔を起用。すると50分には瀬川がボックス左で思い切りよく左足を振り抜いたが枠を外れていく。
その後も選手を入れ替えていく中でなかなかスコアを動かすことができない川崎Fだったが、72分にスローインの流れから脇坂がボックス右へ進行して中央へ折り返し。瀬川が合わせて1点差とする。
そして75分、脇坂がボックス手前右からクロスを蹴り込んだ流れから混戦が発生。川崎Fの波状攻撃が続く中でボックス内で味方のシュートに反応したこぼれ球に反応した瀬川がこの日2点目を決めて同点とした。
しかし、この試合のドラマはそこで終わらなかった。96分、左CKから山本が蹴り込んだクロスにダワンが反応。強烈なヘディングシュートによって土壇場でリードを奪った。
試合はG大阪がリードしたところで終了。この結果、川崎Fは4試合ぶりの黒星を喫することに。対するG大阪は3連勝かつ8試合7勝1分け無敗と絶好調を維持している。
■試合結果
川崎フロンターレ 3-4 ガンバ大阪
■得点者
川崎F:脇坂泰斗(27分)、瀬川祐輔(72分、75分)
G大阪:石毛秀樹(13分)、イッサム・ジェバリ(30分)、ファン・アラーノ(41分)、ダワン(90+6分)