【一挙プレビュー】首位に再浮上した神戸は敵地で横浜FCと、2位の横浜FMは敵地で浦和と激突。J2では東京Vと清水の上位対決が開催 | Jリーグ

8月5日から6日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。週末はJ1リーグ9試合、J2リーグの11試合、J3リーグ10試合が各地で開催される。

8月5日(土)

8月6日(日)

18:00 鹿島アントラーズ vs 北海道コンサドーレ札幌(J1)

鹿島はヴァンフォーレ甲府からDF須貝英大を獲得。DF常本佳吾がスイスに移籍し、今節はDF安西幸輝が出場停止となるだけに、早速の新天地デビューが予想される。一方、前線ではFW鈴木優磨に注目。2年連続の二桁得点に王手をかけた中、今節も前回対戦に続いてネットを揺らせるか。

札幌はMF金子拓郎がクロアチアに完全移籍。J1屈指のチャンスクリエイト数を誇る絶対的ドリブラーの流出は痛手だが、ブレイクの気配も漂うMFスパチョークらの奮起に期待したい。また、この中断期間中にFW小柏剛が復帰したことも明るい話題で、今節は6試合ぶりの白星を狙う。

18:00 東京ヴェルディ vs 清水エスパルス(J2)

3位の東京Vと、勝点3差で追う4位・清水の直接対決。4月の前回対戦では、新体制下でのリーグ戦初陣となった清水が逆転で今季初勝利を挙げた一方、東京Vは今季初の複数失点と明暗が分かれた。約4ヶ月が経って迎える今節、ホームでの連続未勝利が「9」に伸びた城福ヴェルディが今度こそ意地を見せるのか。前節の接戦をウノゼロでモノにした秋葉エスパルスが3位浮上を果たすのか。注目の一戦だ。

18:00 ヴァンフォーレ甲府 vs ツエーゲン金沢(J2)

5位の甲府は前節の栃木SC戦に続き、2日の天皇杯でもヴィッセル神戸に3点差で敗戦。中3日で迎える今節は体力面のリカバリーとともに守備の整備も鍵となりそうだ。一方の21位・金沢は、“裏天王山”に敗れたことで最下位との勝点差が「6」に接近。アウェイでは直近9試合未勝利が続き、甲府に対しても2021年以降白星がないが、復帰加入のDF山本義道を中心に勝利への執念を見せられるか。

18:00 V・ファーレン長崎 vs いわきFC(J2)

長崎の前節は電光石火の2得点で優位に立ち、4-1の快勝。6位浮上はもちろん、ルーキーのMF松澤海斗が出場2試合目でプロ初ゴールを決めたこともチームに勢いを与えるはずだ。対するいわきは新体制での初黒星を喫したものの、ジュビロ磐田を相手に“負けてなお強し”を印象づけた。長崎との前回対戦ではFWフアンマ・デルガドの一刺しに屈したが、今度こそチャンスを決め切る強さを見せられるか。

18:30 横浜FC vs ヴィッセル神戸(J1)

横浜FCは7試合勝利なし。中断期間に主な動きは見られなかったが、3週間の積み上げを経て、再開初戦で首位チームを迎え撃つ。キーマンはGKスベンド・ブローダーセンだ。直近の試合では痛いミスもあったが、セービング能力はJ1屈指。今節も好セーブを連発し、勝点奪取に貢献したい。

対する神戸は5試合無敗で横浜F・マリノスをかわし、首位再浮上。夏場に入ってもチームのハードワークに陰りは見られず、FW大迫勇也は3試合連続得点中と絶好調だ。今夏はまだ選手補強を行っていないが、この再開初戦も手堅く試合を運び、悲願のJ1初制覇に向けて歩みを進めたい。

19:00 浦和レッズ vs 横浜F・マリノス(J1)

浦和はFW安部裕葵、MF中島翔哉の2人を獲得。得点力不足に悩まされていた中で、懸案だった2列目に大型補強を敢行した。そして、6ポイント差の昨季王者を迎える今節は逆転優勝に向けた大一番。直近6試合で計19失点を喫している相手に、今季積み上げてきた堅守で対抗したい。

2位・横浜FMは首位と勝点1差。再開初戦を勝利で飾り、“BIG神奈川ダービー”で喫した直近の敗戦を払しょくしたい。注目はFWアンデルソン・ロペスだ。浦和戦は昨季の加入後3戦連発中。今回も“お得意様”のネットを揺らし、チームの順位と得点ランキングの両方で首位奪取を狙う。

19:00 川崎フロンターレ vs ガンバ大阪(J1)

川崎Fは横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸との連戦で1勝1分。7月29日にはバイエルン・ミュンヘンとの親善試合も戦っており、ブレイクを挟むことなく今節を迎える。上位2クラブとの対戦で復調を印象付けた中、3連勝中のホームゲームで前回対戦のリベンジを果たしたいところだ。

G大阪は直近7試合で6勝1分。序盤戦は苦しい戦いが続いたが、この2カ月間はJ1で最も多くの勝点を稼いでいる。そして次節には横浜FMとの対戦も控えており、この2試合は真価の見せどころ。MF山本悠樹、MFネタ・ラヴィらを軸に主導権を握り、まずは11年ぶりのダブルを狙う。

19:00 京都サンガF.C. vs 柏レイソル(J1)

京都はGKク・ソンユンを期限付き移籍で獲得。また、すでに加入が発表されているFW原大智も今節から出場可能で、新たな守護神とエース候補に注目だ。また、チームは6連敗という苦境を抜け出し、直近5試合は3勝1分1敗と白星を先行させており、再開初戦も勝利で飾りたい。

柏は最下位と勝点1差。井原正巳新監督の下で8試合を戦い、3分5敗と初勝利が遠い状況だ。中断期間には浦和レッズからDF犬飼智也を獲得し、最終ラインを補強。昨季はFW武藤雄樹が劇的な決勝点を奪うなど、2003年から4連勝中と好相性のアウェイ・京都戦で浮上の契機を得られるか。

19:00 セレッソ大阪 vs FC東京(J1)

C大阪はFW渡邉りょう、MF柴山昌也とJ2から有望な若手を獲得。今節はチーム内得点王のFWレオ・セアラが出場停止となるだけに、J2で日本人最多の13得点を挙げていた渡邉にかかる期待は大きい。また、28日の親善試合でPSGを下す見事なゴラッソを決めたMF香川真司にも注目だ。

FC東京はC大阪からMF原川力が加入。今節は契約上の理由で欠場となるが、MF安部柊斗が抜けた中盤に的確な補強を行った。一方で、中断期間前に獲得したDF白井康介はリーグ戦初出場が濃厚。現在はSBに負傷者が続出中で、無尽蔵のスタミナを誇る29歳には大きな期待が寄せられる。

19:00 サガン鳥栖 vs アビスパ福岡(J1)

鳥栖は今夏に選手補強を行っておらず、現有戦力の底上げを図りながら残り13試合に臨む。その中で、今季印象的な働きを見せているのがMF河原創だ。自身初のJ1挑戦ながら、ここまで全試合にフル出場中。リーグダントツの走行距離で中盤を支える背番号5に再開初戦も注目が集まる。

福岡は鳥栖からDF田代雅也を獲得。ライバル間で実現した“禁断の移籍”により、今回の“九州ダービー”は一層の熱が帯びることになりそうだ。また、3連勝で中断期間を迎えた中、今節勝利すれば順位をひっくり返すことができるだけに、J1の対戦では未勝利が続く敵地のダービーで必勝を期す。

19:00 ザスパクサツ群馬 vs 栃木SC(J2)

8戦負けなしの群馬が、栃木との“北関東ダービー”で初のシーズンダブルを狙う。注目は新戦力のMF杉本竜士。FW長倉幹樹の移籍で攻撃の再構築が求められる中、持ち前のアグレッシブさでアクセントを加えられるか。対する栃木は120分を戦った天皇杯から中3日となるが、得点力不足が解消されつつあるのは光明。FW大島康樹に加えてFW根本凌も結果を残しており、今季初の連勝達成へ期待が高まる。

19:00 大宮アルディージャ vs ブラウブリッツ秋田(J2)

ツエーゲン金沢との一戦を制し、残留に向けて大きな勝点3をつかんだ22位・大宮。圧巻の一撃を沈めたFWシュヴィルツォクはもちろん、18歳のDF市原吏音も守備の安定に貢献しており、攻守の“救世主”とともに初の2連勝を狙う。対する秋田の注目は、前回対戦で豪快な決勝ゴールを決めたMF諸岡裕人。前節は攻撃陣がフィニッシュの精度に課題を残した中、再びチームに勝利を呼び込む活躍を見せたい。

19:00 ジュビロ磐田 vs ベガルタ仙台(J2)

いわきFCとの激戦を1-0で制した2位・磐田は10戦負けなし。首位・FC町田ゼルビアとの大一番を次節に控える中、「Jリーグ昇格30周年記念オールホームタウンマッチ」として行われる今節に勝利して弾みをつけたいところだ。対照的に14位の仙台は9戦未勝利。その始まりとなったのが2-3で敗れた第20節の磐田戦だった。巻き返しに向け、FW齋藤学、MF長澤和輝の獲得も発表。雪辱を果たしてここで流れを変えたい。 1

9:00 レノファ山口FC vs 大分トリニータ(J2)

前節は0-4の大敗を喫するなど、持ち前の堅守に陰りが見える19位の山口。一方でFWシルビオ・ジュニオールら新戦力の初出場やDF生駒仁の復帰などポジティブな材料もあり、過去リーグ戦では3分4敗と苦手にしている大分戦で初勝利を目指す。一方の大分はホーム4連敗を喫し、今季初めてプレーオフ圏外へ転落。MF高畑奎汰らの復帰を追い風に、このアウェイゲームを浮上のきっかけとできるか。

19:00 徳島ヴォルティス vs ジェフユナイテッド千葉(J2)

第8節の対戦時はともに降格圏で“裏天王山”の構図。その後も下位を推移していた両チームだったが、7月で大きく明暗が分かれ、徳島が20位、千葉は10ポイント差の11位で今回の対戦を迎えることとなった。3-1、4-0と2試合連続の完勝で勢いに乗る千葉に対し、ホームチームは8試合未勝利。決死のスーパークリアをはじめ、前節“孤軍奮闘”を見せたFW柿谷曜一朗の頑張りに今度こそ報いたい。

19:00 ロアッソ熊本 vs 水戸ホーリーホック(J2)

勝点「32」で並ぶ両チームにとって、残留争いから一歩抜け出すために3ポイントが欲しい一戦。熊本は2日の天皇杯・FC東京戦に勝利し、クラブ初のベスト8進出を達成した。3連敗中と苦しむリーグ戦にも良い流れをつなげ、ホームで再び歓喜を分かち合いたいところだ。一方の水戸は2試合連続のスコアレスドロー。DF松田佳大には身長190cmの高さを生かした攻撃面でも期待がかかる。

<8月5日の対戦カード>

17:00 宮崎vs鹿児島(J3)

18:00 相模原vs讃岐(J3)

18:00 富山vs今治(J3)

18:00 岐阜vs愛媛(J3)

19:00 湘南vs広島(J1)

19:00 名古屋vs新潟(J1)

19:00 藤枝vs山形(J2)

19:00 岡山vs町田(J2)

19:00 八戸vs琉球(J3)

19:00 鳥取vs松本(J3)

<8月6日の対戦カード>

15:00 奈良vs北九州(J3)

18:00 鹿島vs札幌(J1)

18:00 東京Vvs清水(J2)

18:00 甲府vs金沢(J2)

18:00 長崎vsいわき(J2)

18:00 福島vs沼津(J3)

18:00 長野vs岩手(J3)

18:00 FC大阪vsYS横浜(J3)

18:30 横浜FCvs神戸(J1)

19:00 浦和vs横浜FM(J1)

19:00 川崎FvsG大阪(J1)

19:00 京都vs柏(J1)

19:00 C大阪vsFC東京(J1)

19:00 鳥栖vs福岡(J1)

19:00 群馬vs栃木(J2)

19:00 大宮vs秋田(J2)

19:00 磐田vs仙台(J2)

19:00 山口vs大分(J2)

19:00 徳島vs千葉(J2)

19:00 熊本vs水戸(J2)

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