G大阪、来季新加入の関学大MF美藤倫、法大DF今野息吹が練習参加 今季中デビューの可能性も
G大阪は3日、大阪府吹田市内で公開練習を行い、来季加入が内定している関学大MF美藤倫(みとう・りん=21)と法大DF今野息吹(こんの・いぶき=22)が参加した。来季の新戦力ながら、特別指定として今季中にデビューする可能性もある2選手が、自身のプレースタイルや課題などを挙げた。
運動量やハードワークが持ち味の美藤は、関学大ではボランチが主戦場。「球際の強さやスピード感は大学とプロは違う」と、刺激を受けている模様。攻撃では大学の先輩にあたるG大阪MF山本悠樹、守備ではシュツットガルトの日本代表MF遠藤航を参考に、さらなる成長を志し「守備は強くタイトに。攻撃はあまりうまくないんですけど、(山本)悠樹くんのようなスルーパスも出せる選手になりたい」と語った。
今野は高校時代までウィングなど攻撃的なポジションでプレーしてきたが、法大入学後に左サイドバックにコンバート。スピードを生かした攻撃参加が武器で、バイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デービスを参考とする選手に挙げる。一方で「G大阪では同じポジション(左SB)の黒川選手を見て、縦への推進力や、相手と対峙したときの1対1の強さは自分に足りないと思った」と課題も感じ取っていた。
加入は来季からとなるが「今の時代は大卒の選手が活躍してW杯に出場したり、G大阪でも活躍している選手もいる。しっかり(力を)証明していきたい」と美藤。ともに期間限定の練習参加となるが、アピール次第では今季中より戦力として求められる可能性もある。



