中村敬斗の獲得に動いたリバプール、LASKはオファー即拒否…移籍金17.3億円と開き
リバプールが獲得を目指す日本代表FW中村敬斗(22)だが、LASKリンツにオファーを拒否されたという。イギリス『エクスプレス』が伝えた。
中村は2022-23シーズンのオーストリア・ブンデスリーガで31試合に出場し14ゴール7アシスト。カップ戦でも5試合で3ゴール1アシストを記録するなど、大きな結果を残し、今夏のステップアップが期待されている。
すでに多くの関心が寄せられており、フランスからはリール、スタッド・ランス、ドイツからはフランクフルトが関心。リールはオリヴィエ・レタン会長が「彼はとても興味深い特徴を持っている若者だ」と関心を明言。一方で、スタッド・ランス行きは断り、フランクフルトも出方を窺っているとされている。
その中でリバプールも中村に関心。左ウイングを補強したい中で、ユルゲン・クロップ監督が関心を持っているという。
ただ、LASKは中村に対してクラブ史上最高額となる950万ポンド(約17億2500万円)の値札をつけているが、リバプールは600万ポンド(約11億円)のオファーに終わっていたとのこと。LASKはこのラインを譲ることはないと見られている。
『エクスプレス』によれば、リバプールはレンタルでLASKに中村を戻す条項もつけたようだが、それでも即座に拒否されたとされている。
リールが最有力の行き先と見られており、リバプールもオファーを改善しなければ獲得を逃す状況。LASKの頑なな姿勢を崩すには、やはり要求を飲む以外はないのかもしれない。
中村はガンバ大阪でプロキャリアをスタート。2019年7月にトゥベンテへとレンタル移籍してヨーロッパでのキャリアをスタートさせた。
その後、シント=トロイデン、オーストリア2部のFCジュニアーズへとレンタル移籍を経験。2021年8月にG大阪からLASKリンツへと完全移籍。チームの主軸として躍動すると、日本代表にも今年の3月、6月と続けて招集を受け、6月15日のエルサルバドル代表戦では初ゴールを記録していた。