「リールからの最初のオファーを拒否」中村敬斗の市場価値上回る提示額でも却下?
オーストリア1部のLASKリンツに所属する日本代表FW中村敬斗に対し、フランス1部のLOSCリールが1100万ユーロ(約17億1000万円)のオファーを提示した。しかし、このオファーをリンツが拒否したと、オーストリア版の『スカイスポーツ』が報じている。
中村は2021年8月にガンバ大阪からLASKリンツへ完全移籍した後、シーズン後半に主力に定着して公式戦37試合で12得点2アシストを記録。昨季はそれを上回る活躍を見せ、公式戦36試合で17得点8アシストをマークしている。LASKリンツとの契約は2025年6月まで残っているが、リールなど複数のクラブと交渉を進めており、今夏に移籍する可能性が高まっていた。
同メディアはタイトルに「LASKとの別れが近づいている。リーグアンのクラブが中村との交渉を認める」とつけ、リールのオリヴィエ・ルタン会長が交渉中であることを認めたと報じている。そして、市場価値800万ユーロ(約12億5000万円)とされる中村に対し、リールが1100万ユーロのオファーを提示したが、同メディアは「リンツがリールからの最初の1100万ユーロのオファーを拒否したと言われている」と伝えた。また、リンツでスポーツディレクターを務めるラドバン・ヴヤノヴィッチ氏が「我々は中村を手放すつもりはない」と語り、強気の姿勢を見せているようだ。