元G大阪安田理大さんが家長と本田のけんかの理由を暴露 伝説のスカウト二宮博さんの著書出版イベントで
ガンバ大阪在籍時の功績から「Jリーグ伝説のスカウト」と呼ばれる二宮博さん(61)が22日、大阪・吹田市のエキスポシティで、初の著書「一流の共通点」(徳間書店)の出版イベントを開催した。
【写真】伝説のスカウトとしてJリーグで数々の実績を残した二宮博さん
約27年間在籍したG大阪では、スカウトやアカデミー(下部組織)の責任者を歴任し、出会った選手の「人間力」に加え、実際のエピソードを添えて1冊の本に仕上げた。
トップチームのスカウト時代は、後に日本代表になるFW播戸竜二ら無名の高校生を発掘。下部組織のスカウト時代は小学生だったFW宇佐美貴史、MF堂安律らを入団に導いた。
イベント広場に集まった多くの観客の前で、二宮さんは「サッカー選手の保護者、指導者、ビジネスパーソン、一般の方々に、幅広く読んでいただけたら」とあいさつ。
G大阪OBの大黒将志さん(43=G大阪下部組織コーチ)、安田理大さん(35)もトークショーのゲストとして参加した。2人は同じG大阪下部組織出身で、のちに日本代表入り。二宮さんにスカウトされたわけではないが、学生時代は数々の助言も受けたという。
大黒さんが「二宮さんは僕ら(下部組織)の試合も、木の陰とかコンクリートの柱の陰から見ていて、何も言わずに帰っていく。すごく足を運ばれていた」と言えば、安田さんは「二宮さんには感謝しています」と頭を下げた。
トークショーの途中では本題からやや脱線し、安田さんがG大阪ジュニアユース時代、1学年上に在籍したMF家長昭博(37=川崎F)とMF本田圭佑(37)の同期2人の話題に。
「両方とも負けず嫌いで毎日、けんかしていた」と切り出した安田さんに、大黒さんが「どういう内容でけんかするん?」と質問すると、意外な答えが。
「ロッカールームでラルクアンシエルとかDA PUMPの歌を歌って、どっちがうまいとか。どうでもええ、みたいな。サッカーではその当時、家長君に圧倒的な能力があって。圭佑君は『俺の方が絶対うまいから、お前ら見ておけよ』みたいなことを、(下級生の僕らに)ずっと言っていた」
会場内の笑いを誘い、最後は本の購入者らと記念撮影も行っていた。