G大阪GK谷晃生、ベルギー2部移籍へ セルティック戦で最後の雄姿 敵将も「ファンタスティック」
◇親善試合 G大阪0―1セルティック(22日・パナスタ)
G大阪のGK谷晃生が22日、セルティックとの親善試合に先発し、好プレーを披露した。前半45分間のみプレーし、同41分には日本代表FW前田大然の決定機を阻止するなどファインセーブも。「いい状態でプレーできたと思うし、自分が出場した中では失点しなかったのはよかった」と振り返った。セルティックのロジャーズ監督も「GKがファンタスティックなセーブをした」とたたえた。
ベルギー2部・デンデルから期限付き移籍のオファーを受けた谷は、この日までにクラブとの話し合いも行い、今夏の海外挑戦が決定的に。試合後はピッチでチームメートと記念撮影を行い、サポーターとの別れを惜しむように何度も手を振る姿もあった。試合後は移籍の詳細については話さなかったが「(G大阪は)素晴らしいクラブで、自分が育ったクラブ。(サポーターの)愛を感じました」と話した。
谷は今季、期限付き移籍していた湘南から4年ぶりに復帰。元日本代表GK東口順昭らとのポジション争いの中で、開幕スタメンをつかんだ。しかしチームの不調も重なって力を発揮できず、5月6日の名古屋戦の出場を最後に、東口の控えに。出場機会を求める谷の思いをクラブも理解し、今夏の期限付き移籍を認める流れとなった。