G大阪GKのミスにつけこんだセルティックが終盤に決勝点、17年ぶり日本ツアーは1勝1敗で終了
[7.22 国際親善試合 G大阪0-1セルティック パナスタ]
セルティックがパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦し、1-0で勝利した。17年ぶりの日本ツアーは1勝1敗で終えることになった。
前半だけでFW前田大然がハットトリックを記録するなど、両チーム合計10得点が決まった16日の横浜FM戦から一転、G大阪との試合はなかなかスコアの動かないゲームになった。
ただ前半からチャンスを多く作ったのはセルティックだった。しかし前半7分のMF旗手怜央のスルーパスからFW前田大然がゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定となる。
前半14分に旗手が中央で切り返して放ったシュートもわずかに枠上。同41分に左サイドを突破したDFグレッグ・テイラーのパスから前田が反転シュートを試みるが、クロスバーに当たって外れていった。
G大阪もようやく前半45分にFW鈴木武蔵がゴールネットを揺らして先制点を決めたかに思えたが、副審の旗が上がり、オフサイドで得点は認められなかった。
後半に入ると、セルティックは11人全員を交代。日本人選手は前田、旗手、そしてMF岩田智輝が下がり、代わってFW古橋亨梧が投入される。G大阪もGKを含めた6選手を交代させて後半に臨んだ。
そして両エースがドリブルで魅せる場面を作る。まずはセルティックが後半7分、中央でボールを持った古橋が巧みなフェイントを入れながらドリブル突破。シュートはGKの正面を突いたが、会場を沸かせる。
負けじとG大阪も後半8分、FW宇佐美貴史が左サイドからドリブルでカットイン。強烈な右足シュートを放つ。しかしGKに防がれると、こぼれ球に鈴木が詰めるが、決めきることは出来なかった。
さらにG大阪には後半37分に決定機があり、FW山見大登の左クロスをダイレクトで合わせたFWイッサム・ジェバリが左ボレーを放つが、ポストに嫌われてしまう。
するとついに同40分、セルティックは高い位置でプレッシャーをかけると、DFアレハンドロ・ベルナベイがGK石川慧から奪い切り、無人のゴールに蹴り込んで先制点を奪う。意外な形でスコアが動いた試合は、セルティックがこのまま逃げ切って勝利した。