セルティック、日本ツアーは1勝1敗で終了 G大阪守護神のミスを逃さず1-0で勝利

後半40分にDFベルナベイが決勝点

スコットランド1部セルティックは7月22日、国際親善試合でJ1ガンバ大阪と対戦し、後半40分にG大阪のミスからゴールを奪って1-0で勝利した。

【動画】前田大然が大暴れ! 古巣・横浜FM戦の前半だけでハットトリックを達成した瞬間

セルティックは19日に横浜F・マリノスと対戦して4-6という大味なゲームの末に敗戦。そのゲームで負傷したDF小林友希はこの試合の登録メンバーから外れた。一方で、その古巣対決でハットトリックを達成したFW前田大然に加えてMF旗手怜央、MF岩田智輝がスタメンに名を連ねた。そして、FW古橋亨梧は2試合連続のベンチスタートになった。また、G大阪はリーグ戦でのメンバーから入れ替えた選手とポジションの多いメンバーを並べた。

来日2試合目になったセルティックは横浜FM戦よりも動きにシャープさが見られ、オフサイドで取り消しになったものの旗手のラストパスから前田がゴールネットを揺らすなど主導権を握った。旗手も中盤でG大阪のプレスを外しながら存在感を放ち、ペナルティーエリアのすぐ外からコントロールしたミドルを狙った場面もあったが、わずかに枠を外れた。

前半24分には右サイドの背後をFWリエル・アバダが突いて中央へラストパスに前田が合わせる決定機。横浜FM戦でも2得点を生み出したコンビプレーだったが、GK谷晃生がゴールライン際でファインセーブした。G大阪も徐々にペースを奪い返し、前半32分には左サイドからのクロスにFW鈴木武蔵がヘディングで合わせる場面を作るも、これは強くヒットできず。両チームが無得点のまま前半を終えた。

ハーフタイムでセルティックは11人すべてを交代。古橋がキャプテンマークを腕に巻いて韓国代表FWオ・ヒョンギュと並び最前線に入った。G大阪も6人を入れ替え、親善試合らしい選手起用が行われた。後半の立ち上がりは、日韓2トップになったセルティックが迫力のある攻撃を仕掛けたが、なかなかゴール前での決定機を迎えるまでの崩しはできなかった。

逆に後半8分、G大阪はFW宇佐美貴史が左サイドからカットインして右足シュートを放つと、GKがこぼしたボールに鈴木が詰めた。しかし、この絶好機で鈴木はシュートを決めることができなかった。このあたりの時間帯からG大阪がボールをかなり支配するゲーム展開になった。

G大阪は後半35分に自陣深くからのパスワークでセルティック陣内の奥深くまで完全に崩して、最後はラストパスを途中出場のFWイッサム・ジェバリが狙ったがゴールポストを直撃して先制のチャンスを逃した。逆に後半40分、G大阪はバックパスを受けたGK石川慧がプレスをかけてきた相手DFアレクサンドロ・ベルナベイに隙を見せてボールを奪われる失態を演じ、そのままベルナベイがゴールしてセルティックの決勝点となった。

試合はセルティックが1-0で勝利し、日本ツアー2試合を通算1勝1敗で終えた。セルティックは8月5日のリーグ開幕戦、G大阪はJ1再開初戦となる8月6日の川崎フロンターレ戦に向けて調整を進めていく。

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