【一挙プレビュー】J1は首位・横浜FMに川崎Fが挑む”BIG神奈川ダービー”、FC東京vs鹿島など。J2は磐田と藤枝による”静岡三国決戦”が開催 | Jリーグ

7月15日から16日にかけて開催されるJリーグの試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの9試合、J2リーグの11試合、J3リーグの10が各地で開催される。

●Jリーグ放送予定・試合日程

7月15日

7月16日

18:00 サンフレッチェ広島 vs 横浜FC(J1)

広島は前節、鹿島アントラーズと1-1のドロー。指揮官をはじめ、多くの選手が体調不良により欠場を強いられた中で、3試合連続完封負けという負の流れを断ち切った。5試合ぶりの白星を狙う今節はMF東俊希に注目。前節は中盤での起用となったが、今節も万能性を見せて勝利に貢献したい。

横浜FCは最下位との勝点差が「1」に。ただ、アウェイの広島戦は過去3戦負けなしと結果が出ており、この試合でも勝点を持ち帰ることができるか。注目は古巣戦に臨むDF吉野恭平。前節は一瞬のスキから試合の流れを失っただけに、今節はDFリーダーとしてチームの守備を束ねたい。

18:00 ブラウブリッツ秋田 vs FC町田ゼルビア(J2)

第14節を最後にホームでの勝利がない秋田はFW青木翔大に注目。前回対戦時には相手ゴールを襲うロングシュートを放っており、再び度肝を抜く一撃でシーズンダブル達成といきたい。一方、激戦の“東京クラシック”で勝点1を分け合った首位・町田は、ミッドウィークの天皇杯でJ1の横浜F・マリノスを撃破。秋田にはボールを持たされる展開も予想されるが、今季初黒星を喫した相手に雪辱を誓う。

18:00 水戸ホーリーホック vs モンテディオ山形(J2)

痛恨の逆転負けを喫した水戸は18位に後退。ただ2試合連続の3得点とゴールを奪えていることは頼もしく、アシストを量産しているMF武田英寿の左足には今節も注目だ。対する12位・山形はスキを突かれての失点が響き、4月以来の連敗。このカードでは過去4試合無得点が続くなか、上位陣追走へリスタートを切れるか。トップ下で奮闘を続けるMF田中渉の活躍に期待がかかる。

18:00 ヴァンフォーレ甲府 vs ザスパクサツ群馬(J2)

4位・甲府が好調だ。前節・藤枝MYFC戦で高い決定力で2試合連続の大勝を収めると、12日の天皇杯ではJ1・鹿島アントラーズをPK戦で撃破。中3日でのホーム連戦となるが、良い流れで臨むことができそうだ。対する群馬は9試合ぶりの勝利で8位に浮上した。甲府との前回対戦では後半の2得点で逆転勝利。大槻毅監督が「もっと良くなっていけるという成功体験」と評した4月からさらに進化した姿を披露したい。

18:00 清水エスパルス vs ジェフユナイテッド千葉(J2)

千葉が劇的な勝利を飾った前回対戦からおよそ2ヶ月。オリジナル10の両チームが国立競技場で激突する。前節MF乾貴士の2ゴールで勝利した清水はプレーオフ圏内の6位へ浮上。今季初の4連勝がかかる今節は、MF白崎凌兵の出場停止をどうカバーするかも鍵となる。対する千葉もGKに鈴木椋大を起用した前節に完封勝利を収め、嫌な流れを払拭。ホームの清水戦で決勝弾を挙げたMF米倉恒貴にも注目だ。

18:00 ファジアーノ岡山 vs V・ファーレン長崎(J2)

岡山は前節の復帰戦で同点ゴールを叩き込んだMF木村太哉に注目。プレーオフ圏内との勝点差「7」を縮めたいなか、背番号19の突破力はチームの武器となるはずだ。対する長崎はホームで痛恨の敗戦を喫し、得失点差によりPO圏外の7位に後退。こちらはMF名倉巧が約4ヶ月ぶりの出場で持ち味を発揮した。今節もエースのFWフアンマ・デルガドが不在となるが、勝点3を持ち帰って踏みとどまりたい。

19:00 FC東京 vs 鹿島アントラーズ(J1)

FC東京は前節、浦和レッズとスコアレスドロー。連勝は「2」で止まったが、新体制では3試合連続の無失点と粘り強い戦いが光る。注目はFW俵積田晃太。ここまで全3試合に先発と新指揮官からも大きな期待を寄せられており、プロ1年目のドリブラーに待望のJ1初得点は生まれるか。

対する鹿島は2試合連続の引き分け。直近5試合はセットプレー以外で得点を奪えておらず、岩政大樹監督は攻撃面の課題にどう手を加えるか。キーマンは前節3試合ぶりに復帰したFW垣田裕暉。この試合でも前線で起点を作り、前回対戦のように空中戦を制してネットを揺らしたい。

19:00 湘南ベルマーレ vs アビスパ福岡(J1)

湘南は前節、柏レイソルとの“裏天王山”でドロー。敗色濃厚の終盤にDF大野和成が値千金の同点ゴールを奪い、連敗を「4」で止めた。15試合ぶりの白星と最下位脱出を狙う今節はMF小野瀬康介に注目。連敗中も高い技術力を示し続けてきたアタッカーを中心に、相手の堅守を攻略したい。

福岡は4連敗のあとに2連勝。今節はDF奈良竜樹、FWルキアンと攻守の主軸2人を出場停止で欠くものの、1999年以降負け知らずと好相性の相手と相対する。前回対戦では90+6、90+9分にFW山岸祐也が得点を挙げ、劇的な逆転勝利。初の3連勝へ、今節もエースの活躍に要注目だ。

19:00 京都サンガF.C. vs 名古屋グランパス(J1)

京都は前節、ガンバ大阪との“関西ダービー”で0-1の黒星。ただ、4日にDF白井康介の移籍が発表された中で、DF福田心之助が右サイドで奮闘を見せたことは好材料だ。また、2試合連続で無得点に終わっているだけに、今節はFW豊川雄太やFW一美和成ら前線の奮起に期待がかかる。

名古屋は横浜F・マリノスとの天王山でドロー決着。今季のベストバウトと言うべき濃密な90分を過ごし、優勝戦線にいる所以をあらためて証明した。ただ、MF米本拓司が負傷でピッチを離れ、今節はFW永井謙佑が出場停止。チームの総合力を示し、勝って中断期間を迎えられるか。

19:00 ガンバ大阪 vs 柏レイソル(J1)

G大阪は直近6試合で5勝1分と絶好調。前節は第8節以来の先発出場を果たしたMF福田湧矢が決勝点を奪うなど、チーム状態は“うなぎ上り”だ。ホーム4連勝を狙う今節はMF山本悠樹に注目。腕章を巻き、中盤を支配する姿はまさに、かつての遠藤保仁(現ジュビロ磐田)を彷彿とさせる。

対する柏は終了間際に追いつかれ、勝点2を失った。90分以降の失点は井原正巳監督就任後で3度目。新体制初勝利に向けて、今節こそ勝負どころで粘り強さを見せられるか。ただ、FW細谷真大が1カ月ぶりの得点を奪ったことは収穫で、今節もエースにうまくボールを集めたい。

19:00 セレッソ大阪 vs 浦和レッズ(J1)

C大阪は前節、サガン鳥栖に1-2で敗戦。土壇場でカウンターから決勝点を許し、2連敗となった。イヤな流れを一掃して中断期間を迎えたい今節はFWレオ・セアラに注目。前節も得点を奪うなど、過去2シーズンは夏場に得点を量産しており、この試合でも“夏男”の活躍に期待がかかる。

浦和は今季5度目のスコアレスドロー。FW興梠慎三がJ1通算500試合出場を達成した節目の一戦を勝利で飾ることができなかった。ただ幸い、首位との勝点差6は変わらず。再開明けには横浜F・マリノスとの直接対決を控えており、今節は3連敗中と近年苦手とする地を克服したい。

19:00 ヴィッセル神戸 vs サガン鳥栖(J1)

神戸はFW大迫勇也が今季13得点目を記録。守ってはDF酒井高徳がCBに入り、完封勝利に大きく貢献した。負傷者の多さは気がかりだが、夏場に入ってもチーム全体のハードワークに陰りは見られず。4連勝中・11試合負けなしの“お得意様”を迎える今節も、盤石の試合運びを見せたい。

鳥栖はFW富樫敬真の加入後初得点で劇的な逆転勝利。8試合ぶりの黒星を喫した直後の一戦で、大きな勝点3を獲得した。鬼門突破に挑む今節はGK朴一圭がキーマン。高い決定力を誇る相手攻撃陣をシャットアウトしつつ、ビルドアップでも相手の守備に風穴を開け、攻守に存在感を示したい。

19:00 大宮アルディージャ vs 栃木SC(J2)

22位の大宮にとって、残留に向けて重要な7月の3試合。まず今節は9ポイント差の20位・栃木をホームに迎え、終盤に逆転を許した前回対戦の雪辱を狙う。対する栃木はターンオーバーをして臨んだ12日の天皇杯でサンフレッチェ広島(J1)に完勝し、2年連続でラウンド16へ進出。前節のベガルタ仙台戦からつかんでいる確かな手応えを、このシックスポイントマッチでも証明することができるか。

19:00 ツエーゲン金沢 vs ベガルタ仙台(J2)

金沢は連敗が「4」に伸び、降格圏の21位に転落。ただ柳下正明監督が前向きに振り返ったように内容は悪くなく、ホームでの今節はその手応えを3ポイントにつなげることが求められる。対する仙台は12日の天皇杯・名古屋グランパス戦でPK戦の末に敗れたものの、MFオナイウ情滋をはじめ出番を得た若手選手が活躍。6試合勝利から遠ざかるリーグ戦にも収穫面を生かしていきたい。

19:00 ジュビロ磐田 vs 藤枝MYFC(J2)

2連勝を飾り7戦負けなしとした磐田は、2位と勝点差なしの3位に浮上。まさに総力戦で戦い抜いてきた公式戦7連戦の最終戦は“静岡三国決戦”となるが、今回もしたたかに勝点3を積み上げたいところだ。対する藤枝の前節は圧倒的にボールを保持するも4失点で敗れ、「一瞬のスキ」の怖さを突きつけられた。磐田には前回0-1で敗戦。チームがさらに成長していくためにも雪辱を果たしたい一戦だ。

19:00 ロアッソ熊本 vs 大分トリニータ(J2)

熊本は4試合勝利なし、ホームに限っては5連敗中とリーグ戦で低調な一方、12日の天皇杯ではJ1のサガン鳥栖を延長の末に撃破。プロ初得点となった劇的な同点弾、そして延長での決勝ゴールと堂々の主役を演じたFW道脇豊には今後も大きな注目が集まる。対する大分は2連敗中。順位を5位に下げた。離脱者が相次ぐ中でDF羽田健人の出場停止は痛手だが、“九州ダービー”で流れを変えられるか。

<7月15日の対戦カード>

13:00 札幌vs新潟(J1)

18:00 東京Vvs徳島(J2)

18:00 相模原vs奈良(J3)

18:00 富山vs琉球(J3)

18:00 岐阜vs今治(J3)

18:00 讃岐vs宮崎(J3)

19:00 横浜FMvs川崎F(J1)

19:00 山口vsいわき(J2)

19:00 八戸vs愛媛(J3)

<7月16日の対戦カード>

17:00 沼津vs鹿児島(J3)

18:00 広島vs横浜FC(J1)

18:00 秋田vs町田(J2)

18:00 水戸vs山形(J2)

18:00 甲府vs群馬(J2)

18:00 清水vs千葉(J2)

18:00 岡山vs長崎(J2)

18:00 岩手vsYS横浜(J3)

18:00 松本vs福島(J3)

18:00 長野vs鳥取(J3)

18:00 北九州vsFC大阪(J3)

19:00 FC東京vs鹿島(J1)

19:00 湘南vs福岡(J1)

19:00 京都vs名古屋(J1)

19:00 G大阪vs柏(J1)

19:00 C大阪vs浦和(J1)

19:00 神戸vs鳥栖(J1)

19:00 大宮vs栃木(J2)

19:00 金沢vs仙台(J2)

19:00 磐田vs藤枝(J2)

19:00 熊本vs大分(J2)

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