21年ぶりの戴冠なるか…U17韓国指揮官の「夢見たストーリー」

U-17アジアカップ史上初めて実現する“日韓戦決勝”で、韓国が21年ぶりの戴冠を狙う。

韓国は6月29日に行われたU-17アジアカップ準決勝でウズベキスタンに1-0で勝利。これにより、7月2日の決勝では2連覇を目指す日本と激突することになった。

今大会、韓国はグループステージを2勝1敗で2位通過すると、準々決勝ではタイに4-1の大勝を収め、11月に行われるU-17ワールドカップへの出場権を獲得した。そして、準決勝では昨年10月のU-17アジア杯予選で敗れたウズベキスタンを下し、8カ月越しのリベンジに成功した。

2014年大会以来5回目の決勝進出を果たした韓国は、2002年大会以来3回目の優勝に挑む。

最後に優勝した21年前は、当時ガンバ大阪ユースに在籍した元サガン鳥栖、カマタマーレ讃岐コーチの金正訓氏や、後にセレッソ大阪アビスパ福岡でもプレーするヤン・ドンヒョン(現・水原FC)など日本に縁ある選手を擁し、イエメンとの決勝をPK戦の末に制した。当時の栄光の再現へ、国内では「Again 2002」と期待する声も多い。

ビョン・ソンファン監督率いる現在のU-17韓国代表は、昨年6月にユアテックスタジアム仙台で行われたU-16インターナショナルドリームカップで日本に0-3の完敗を喫していた。それから約1年ぶりの再戦となるだけに、準決勝に続く2戦連続のリベンジに燃えているはずだ。

実際、指揮官は準決勝の試合後、「大会前に私が夢見たストーリーはベスト4でウズベキスタン、決勝で日本と対戦するというものだったが、それが現実になった。決勝はとても熾烈な試合になると個人的に考えている」とコメント。日本との決戦に向けて「負けたいという気持ちは一つもない」と力強い意気込みを語っていた。

韓国は仮に今回優勝すれば、歴代優勝回数で日本と最多タイに並ぶ。韓国の21年ぶり制覇か日本の連覇か、19大会目の開催にして初となるU-17アジアカップ決勝での日韓対決を楽しみに待ちたい。

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