「全然“お客さん”みたいな感じ」代表初得点の中村敬斗が心境吐露。大阪帰還で「特別な思いもある。欲を言えば点を取りたい」
「もっと爪痕を残していけるように頑張りたい」
日本サッカー協会は6月19日に公式YouTubeチャンネルで、「Team Cam vol. 3|ペルー代表戦の地、大阪へ」を公開した。
【動画】中村敬斗が代表への思いを語る!JFA公開の「ペルー代表戦の地、大阪へ」
森保ジャパンが16・17日に行なったチーム練習に密着した動画には、先のエルサルバドル戦で代表初ゴールを挙げた中村敬斗のインタビューも収められている。
中村は2018年にガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせ、翌年に海外移籍。オランダのトゥベンテに新天地を求め、以後はベルギーのシント=トロイデン、オーストリアのジュニオールを経て、21年に同じオーストリアのLASKに加入した。
渡欧後、思うように出場機会を得られない時期もあったが、22-23シーズンでは14得点を挙げる活躍だった。そのきっかけを、本人は積み上げだと語る。
「いきなり来たというより、積み上げてきたものが出てきたのかなと思う。オーストリアに行って1年半しっかり積み上げてきて、やっとそれが今年で形になったかなと思う」
ウルグアイ、コロンビアと対戦した3月シリーズで日本代表に初選出。世代別での代表経験は豊富だが、「注目度も全然違うと感じた」という。エルサルバドル戦で目に見える結果を出したが、まだ“新顔”とも言える。
「前回からそうだけど、生き残るために代表に定着していけるように、という思いがすごくある。まずは、練習からしっかり100%やっていく。試合だけでなくて練習から見せていくことを意識している」
ただ、まだ不慣れな面もあるようだ。
「『どんどん自分で仕掛けて打って行けよ』と、いろんな選手に言ってもらった。そう言われるということは、やっぱりまだまだというか、全然“お客さん”みたいな感じで。ほぼデビューみたいな感じだったので、実際に日本代表がどんなものかを掴めていなかった」
それでも、エルサルバドル戦では途中出場で出番を得て、点も決めた。「これからもっと爪痕を残していけるように頑張りたい」と成長著しい22歳アタッカーは意気込む。
20日にパナソニックスタジアム吹田で行なわれるペルー戦に向けては、「ガンバ大阪のピッチに帰ってきて、少し特別な思いもあるけど、欲を言えば点を取りたいけど、取れる時と取れない時があるので、ボールが来れば点を取れるかなって感じ」と語った。
日本対ペルーは18時55分キックオフ予定だ。