[6.14 国際親善試合 U-22日本 0-0 U-22オランダ オーストリア]

U-22日本代表は4度目の欧州遠征を1勝1分で終えた。第2戦のオランダ戦はスコアレスドロー。大岩剛監督は「出場する選手が変わった中でも、スタイルは出せたので、(初戦の)イングランド戦よりは評価している」と振り返った。

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10日のイングランド戦は2-0で勝利した日本は、14日にU-23世代も含まれたオランダと対戦した。試合を通して守備の安定感は失わず、攻撃の形も作った。しかし、スコアレスドローで遠征を終えた。

2試合連続で無失点で終えることができた。MF山本理仁(G大阪)は「守備の強度は上がっていると思っていますし、そこは通用したかなという感覚はある」と語る。GK鈴木彩艶(浦和)は「守備としては危険なシーンがあったが、ディフェンス陣が体を張って守ってくれた。ゼロに抑えられたことは最低限できた」と及第点を与えた。

一方で、攻撃面では決定機を作りながらも無得点だった。山本は「ビルドアップから攻撃というところで、自分たちの思うような形で作れなかったことは反省。自分は攻撃の選手だと思うので、スルーパスだったり、ゴールだったり、そういうチャンスをクリエイトするというところで、まだまだ違いを見せていかないといけない」と課題を挙げた。

トップ下でチャンスを作ったMF鈴木唯人(ストラスブール)も「どっちに転んでもおかしくない試合だったと思うんですけど、勝ちきれなくて悔しいです」と感情を出す。1勝1分の結果に「組織としてやれることは掴めた欧州遠征だった」と語る一方で、「自分含めて個人個人の能力では、もっともっと互角以上に上回っていかないといけないと思うので、もっと自分は個人のところにフォーカスしたい」とさらなる成長に目を向けた。

日本は9月にバーレーンで行われるU23アジアカップ予選に参加。11グループあるうちのグループDでバーレーン、パレスチナ、パキスタンと同組になった。各グループ1位と、各グループ2位のうち成績上位4チームにホスト国のカタールを加えた16チームが、来年4月のU23アジアカップに出場できる。

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