右足首骨折のJ1福岡・井手口陽介が実戦復帰へ 古巣G大阪戦出場に意欲「すごく縁を感じる」
右足首の骨折で戦列を離れていたJ1アビスパ福岡の井手口陽介(26)が31日、古巣G大阪戦(ベスト電器スタジアム、6月3日午後6時キックオフ)での実戦復帰に意欲を見せた。
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福岡市の雁の巣球技場での31日の練習では、ハーフコートのミニゲームで鋭いシュートをネットを突き刺すなど練習復帰直後とは思えない警戒な動きを披露。「ガンバ戦を目標にリハビリをしていたので順調に間に合ってよかった。(試合に)出るかはまだ分からないですけど、復帰戦もガンバというのは、すごく縁を感じます」と充実感あふれる表情で話した。
G大阪の下部組織で育った元日本代表ボランチは今季、セルティック(スコットランド)から期限付きで福岡に加入。移籍後初先発だった3月4日の第3節・柏戦で右足首を骨折し、全治3カ月の診断を受けた。
「(福岡に)入って早々にけがをして離脱しちゃったので、よりチームのために力になりたいというのは強くなりました。少しでもチームに貢献できるように力を出していけたらいいと思います」と覚悟を語った。
ゴールを設けた試合形式の練習はこの日が初めてだったといい、「思ったよりも怖がらずにいけていた。細かいステップとかで足をまだ運べていないところはありますけど」と話した。それでも長谷部監督は「今日だけじゃなくて(練習復帰後は)ずっと元気です」とうなづいた。
G大阪は現在J1最下位。古巣の現状について多くを語ることはなかったが、「人としても選手としても尊敬している」という宇佐美らかつてのチームメートの対戦は楽しみという。「意識しないようでピッチに立ったらしちゃうかも」と胸中を明かした。
「後は自分のコンディションを少しでも上げていければいいと思います」。福岡のJ1通算100勝が懸かるG大阪戦。これ以上ない相手にこれ以上ない結果を出す。(向吉三郎)



