【G大阪】宇佐美貴史、新潟戦完勝に「勇気与えてもらえた」自身は出場停止も連敗5でストップ
ガンバ大阪の主将FW宇佐美貴史(31)が29日、大阪・万博練習場で行われたJ2徳島ヴォルティスとの練習試合に出場した。
前日28日のアルビレックス新潟とのリーグ戦は、宇佐美は累積警告のために出場停止で、遠征には参加していなかった。
アウェーで連敗を5で止める快勝を収めた仲間に、主将は「よかったと思う。自分がいない中で、しっかり結果が出て、すごくほっとした。いい流れをみんなが作ってくれたので、そこに乗っかっていけばいい」と心から感謝した。
公式戦10戦ぶりの勝利となり、リーグ戦の連敗を5で止めた新潟戦は、本来のボールを保持して攻め続けるスタイルとは違い、ロングボールやカウンターを多用して完勝。現実的な戦法で勝ち点を取ることを優先させた。依然最下位だが反撃のきっかけをつかんだ。
「昨日、勝ってくれたことで僕自身もポジティブになれたし、勇気を与えてもらえた感じ。ショートカウンターとか相手のミスを誘って得点を重ねて、全員で守り切るという、昨年に近いようなサッカーではあったが、勝利が必要な状況だったし、そういう中でも結果が出たのはチームにとっていいこと」
控え中心で臨んだこの日の練習試合も、4-1で完勝。宇佐美はインサイドハーフで実戦感覚を取り戻した。今季12試合3得点のエースは、次節6月3日のアウェー・アビスパ福岡戦の出場は確実視され、結果次第で最下位から脱出する可能性がある。