【G大阪】連敗5で止める 倉田1年7カ月ぶり先制点「本当に苦しんだので、この1勝は大きい」

<明治安田生命J1:新潟1-3G大阪>◇第15節◇28日◇デンカS

最下位ガンバ大阪が3-1で新潟を破り、連敗を5で止めた。

MF倉田秋(34)の約1年7カ月ぶりの先制点を皮切りに、今季最多3得点をマーク。ロングボールやカウンターなど現実的な戦法を採用し、公式戦10試合ぶりの勝利。今季アウェー初勝利で、J1通算アウェー200勝の節目となった。C大阪は2-0で横浜FCに完勝、今季初の3連勝で5位に浮上した。

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G大阪が開幕15試合目で待望の2勝目、アウェーでは8戦目で今季初勝利を挙げた。98年以来の5連敗で終止符を打ったポヤトス監督は「選手はずっと苦しんでいた。それは他の人には分からない。重要な勝利」と感慨深げ。依然最下位の18位ながら、17位湘南には勝ち点1差に迫った。

就任1年目のスペイン人指揮官が目指す、ボールを保持して攻め抜くスタイルは、敵陣までパスをつないでも、前節まで1試合0・9得点と結果がでなかった。対応を迫られ、ここ数試合は現実的な戦法を模索していた。

前半2分の倉田の先制点は、DF半田からのロングパスが起点。同44分のJアラーノの追加点は、MF石毛のパスからカウンターを発動。後半終了間際には5バックを初導入し、逃げ切った。4-3-3システムを信条とする指揮官に、戦術面を含めて柔軟性が生まれた。

「守備で完璧な試合運びができた。守備から好機を多くつくれ、支配できた」とポヤトス監督。新潟にボールを支配されたが、球際の守備も光った。約1年7カ月ぶりにゴールを決めた倉田は「本当に苦しんだので、この1勝は大きい」。公式戦9戦未勝利(1分け8敗)だったG大阪は、反撃のスタートにしたい。

◆G大阪のJ1通算成績 この日で447勝159分け399敗。アウェーは今季8戦目でようやく初勝利を挙げ、通算200勝目(74分け229敗)となった。ホームは247勝85分け170敗。

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