【解析料理】新潟、中3日で迎えるG大阪戦 連動した守りでボールを奪い速攻につなげられるか
J1アルビレックス新潟は28日のリーグ第15節で最下位に沈むG大阪とホームで対戦する。相手はルヴァン杯を含めた公式戦で6連敗中。かつての名門クラブはもがき、苦しんでいる。上位を目指す13位の新潟としてはここで負けるわけにはいかない。
今季のG大阪のプレーデータを見ると、最下位に低迷しながらドリブル数がリーグ最多の218回を数える。その後のラストパスやシュートの精度に問題を抱えているが、積極果敢に1対1を仕掛ける。新潟としては連動した守りでボールを奪い返し、逆襲速攻につなげたいところだ。
1-2で逆転負けを喫した24日のルヴァン杯福岡戦。1点リードの後半32分にドリブル突破を許し、そこからのクロスで失点した。ゴール前でも相手のマークを外した。前半4分にFWグスタボ・ネスカウの来日初ゴールで先制しながら前半のうちにリードを広げることができず、逆に後半からのお互いの選手交代とともにリズムを失った。
ただ、今季ここまでのリーグ戦で見られなかったクロスからゴールが生まれ、前半に限ればサイドバックが内側に絞る可変システムがこれまで以上に機能した印象。DF渡辺は左利きのセンターバックとして新たな可能性を示した。
そこから中3日で迎えるG大阪戦。1対1の守備で力強さを示すだけでなく、まずはこちらから仕掛け続け、今度は早い時間に2点目、3点目を決めて勝ちきりたい。【石川秀和】