G大阪FW宇佐美 「日頃から練習していた。信じて託しました」PK失敗のFW鈴木を擁護
◇JリーグYBCルヴァン第5節 G大阪0―1京都(2023年5月24日 パナソニックスタジアム吹田)
明暗を分けた2つのPK。G大阪の主将・宇佐美貴史(31)はFW鈴木武蔵を擁護した。
「どうする?と聞いたら“蹴る”と。武蔵も自信を持っていたし、日頃から練習もしていた。信じて託しました」
1点ビハインドの後半8分に得たPK。選手間でキッカーを決め、鈴木が名乗り出た。宇佐美自身、主将として2月25日のリーグ鳥栖戦以降はゴールのないストライカーに波に乗ってもらいたい思いもあったはず。そしてど真ん中を狙った鈴木のシュートは京都GK太田の足によって阻まれた。だが敗戦の矢印をPK失敗に求めることはしなかった。「決めきれなかった自分の責任を感じる」。後半29分にGKの正面を突いてしまった決定的なシュートシーンを、むしろ悔やんだ。
「チーム状況を打破したかった…」。公式戦6連敗で、同9試合勝ち星なし。後半は怒濤の攻撃を見せたが、あと一つが出ない。トンネルの出口は見えそうで、なかなか見えない。