今夏2年連続の日本ツアーを計画しているフランス1部の名門パリSGと、C大阪が対戦する可能性が23日までに浮上した。複数の関係者によると、両クラブ間の交渉は順調。7月28日前後、開催地はヤンマースタジアム長居で最終調整を進めているという。

対戦を希望したJクラブが他の欧州クラブと親善マッチを組んだため調整がつかず、C大阪とも一度は破談していた。だがパリSGサイドが収益金などの条件を大幅に見直したことにより、最近になって再交渉がスタートしたもようだ。

パリSGはアルゼンチン代表FWメッシとブラジル代表FWネイマールの去就が流動的ながら、昨年のW杯カタール大会で大会得点王に輝いたフランス代表FWキリアン・エムバペ（24）が在籍している。C大阪には今季12年半ぶりに古巣でJリーグ復帰して存在感を発揮しているMF香川真司（34）がいる。両国を代表するスター同士の一戦は見応え十分だ。

同25日前後には同スタジアムで、欧州CL決勝に進んでいるインテル・ミラノ（イタリア）と、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを擁するアルナスル（サウジアラビア）が対戦する方向で調整中。同22日にはパナソニックスタジアム吹田でG大阪がセルティック（スコットランド）と対戦することも判明した。J1リーグは中断期間中だが、関西サッカーシーンは熱く盛り上がりそうだ。

▽パリ・サンジェルマン　フランスの首都パリ近郊を拠点とする2クラブが合併して1970年に創設。86年フランス1部リーグ初優勝。2011年からカタール王族が実質的なオーナーを務め、豊富な資金を武器に大型補強を敢行。リーグ10回、フランス杯14回、リーグ杯9回などの優勝がある。本拠地はパルク・デ・プランス。

《上門2戦連発だ！24日FC東京戦》24日にルヴァン杯・FC東京戦を控え、MF上門がオンラインで取材対応した。現在勝ち点4で首位と3差のE組最下位。ルヴァン杯は2年連続して決勝で涙をのんだが、FC東京戦で引き分け以下なら今年は早々に敗退濃厚となる。20日のリーグ湘南戦で今季2点目をマークした背番号7は「後ろの選手がしっかり守ってくれる。個人としては得点に尽きる」と2戦連発を狙う。

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