25年ぶり5連敗のG大阪、試合後のゴール裏で緊急集会…指揮官「熱い言葉もらった」

0-2の敗戦。1998年の後期以来25年ぶりのリーグ戦5連敗となったG大阪の選手やポヤトス監督、スタッフらは試合後、ゴール裏に向かった。20日にパナソニックスタジアム吹田で行われた横浜M戦。その場でサポーターらと約10分の緊急集会を行ったポヤトス監督は「サポーターへの感謝を伝えたい。個別に選手たちに熱い言葉をもらった。最大限のサポートをするとの言葉をもらった」と打ち明けた。

立ち上がりは悪くなかった。これまでのボールを保持するスタイルから、高い位置から連動してプレスをかけ、ロングボールも織り交ぜて素早く相手ゴールに迫った。しかし、得点機を生かせないでいると、流れは次第に試合巧者の横浜Mに。前半37分にCKから先制を許すと、後半も退場で1人少なくなった相手を攻めあぐねているうちに、FKで決定的な2点目を失った。

「非常に悔しい思いでいっぱい。2点目でダメージを受けた。チャンスはつくれたが、後は決めきるところかなと思う」と振り返った指揮官は「少し前から、(相手DFラインの)背後を突いていくのを選手たちとともに取り組んでいる。解決策を模索している。続けていきたい」と強調した。

「(サポーターが)言ってくるのはうれしかったし、やり続けていくしかない」と緊急集会の場面を説明した主将の宇佐美は「ついてきてくれると言ってくれた。監督が決めたことを選手はやっていくだけ。続けることをやめないことだと思う」。GK東口は「サポーターも姿勢が見たいと言っていた。見捨てないから、ここから上がっていこうと。それは心強かった。きょうのようなサッカーをしていたら結果は出てくると思う」と力を込めた。

これで14試合を終えて1勝4分け9敗の最下位。17位湘南とは勝ち点4差。今季は1チームしかJ2に降格しないレギュレーションだが、このままでは危険水域には違いない。サポーターの熱い思いに応えるためにも、早く白星がほしい。(北川信行)

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