G大阪、25年ぶり5連敗阻止へ ポヤトス監督が語る「4つの改善点」20日ホーム横浜M戦

G大阪のダニエル・ポヤトス監督が19日、横浜M戦(20日・パナスタ)に向けて取材に応じた。前節の浦和戦に敗れ、チームは4連敗で最下位に転落。5連敗となれば、98年以来25年ぶりとなる。「選手たちには、4つの改善点を伝えました。戦う姿勢、泥臭く走る、簡単なミスを減らす、そして決定力」と、チーム立て直しに向けたポイントを明かした。

チームはここまでリーグワースト2位の28失点。1試合平均で約2・15失点と、守備崩壊が止まらない。「チームに足りないものはインテンシティー(強度)。その言葉には、集中して試合に向かう、ミスを減らす、今まで積み上げてきたことを実行することも含まれる。28失点の半分ぐらいは、自分たちがJ1では絶対にやってはいけないミスから失点している」。近年低迷するチームが抱える強度面の課題と、正確な判断を養っていく点に粘り強くアプローチしていく考えを示した。

一方、守備を改善するために5バックにする、などシステム変更を行うチームもある。しかし「システムがすべてを解決できない」と考えるポヤトス監督は、G大阪においてはその可能性を否定。「例え5バックにしても、アグレッシブさがなければ同じことが起こる。どんな形だろうが、戦う姿勢が絶対に必要。欧州で失点数が少ないチームを見ると、攻撃をし続けているチームが多い傾向がある。後ろに人を置けばいい、という考え方もあるかもしれないが、自分はそうではない」と話した。

相手は攻撃的なスタイルで昨季のJ1を制した横浜M。強力なサイドアタックなど相手の特徴を封じるための策については「ボールを持つこと。ボールを持てば、守備をする必要はない」と言い切った指揮官。今季着手している「スペースを支配する」戦いを貫き、J1王者に挑む。

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