【湘南】G大阪アカデミー育ちの奥野耕平、C大阪戦へ「ピンクのユニを見ると血が騒ぐ」
湘南ベルマーレMF奥野耕平(23)が18日、オンライン取材に応じ、20日のセレッソ大阪戦に向けて強いライバル心を口にした。
中学1年からガンバ大阪のアカデミーで育った奥野にとって、セレッソ大阪との試合は特別な思いがある。「ピンクのユニを見ると血が騒ぐ部分はある。セレッソには負けるなと言われて育ってきた。湘南にきてもそれはさほど変わらない。ピンクのユニを見ると戦いたくなる」と個人的な“大阪ダービー”に燃える。「いい風を起こせるようにプレーしたい。それが湘南の選手に伝わるか分からないですけど、統率力を持ってしっかり戦っていけるようにがんばりたいです」と気合十分だ。
前節の札幌戦で、今季初めてフル出場を果たした。「90分出たのは収穫としてあった。90分通して札幌の時間、湘南の時間があって、自分の良さも出せた時間もあったけど少なかった。そういうところを増やしていかないといけない」と課題と収穫を口にした。
札幌戦は先制を許し、逆転するも再逆転される展開だった。これで公式戦7戦勝ちなしとチームは苦しい状況が続く。チームは札幌戦後にミーティングを開き、1人1人が思っていることを吐き出して本音でぶつかりあったという。「お互い思うことがあって、すりあわせた。思いを言い合うことが大事な場だった」と振り返る。
セレッソ大阪の中盤には、元日本代表MF香川真司らタレントがそろう。「戦う気持ちという根本的なところ、自信を持っていい意味で楽しむことを忘れずにやりたい。苦しい時間はみんなで鼓舞したり、いい時間はしっかりチャンスを決めきりたい。局面を大事にしていきたい」。「戦う」という原点に立ち返り、ホームでサポーターと勝利を分かち合う。【佐藤成】



