「全然焦らない」元日本代表3人が語る“遠藤保仁の凄さ”「まずはヤットに預けろ」
「J30ベストアウォーズ」でMVPを受賞
2023年5月15日に開催された「J30ベストアウォーズ」でファン・サポーターの投票によって選ばれたMVPが、ジュビロ磐田のMF遠藤保仁だった。Jリーグ30周年記念企画として公式YouTubeチャンネル『サッカーダイジェストTV』で配信中の、元日本代表選手が選ぶ歴代最強イレブンでも、このMFがピックアップされるケースは当然ながらある。
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その動画で遠藤保仁をベスト11に選んだのは、例えば安田理大、橋本英郎、石川直宏という面々だ。それぞれの選出理由は以下の通りだった。
安田理大(元G大阪など)
「いつも優しくて、心の拠り所。当時(のガンバ大阪で)西野監督には『ボールを持ったらまずはヤットに預けろ』と言われていました。どんなパスも簡単にコントロールするし、なんでもできます。こんな上手い選手は他にいません」
橋本英郎(元G大阪など)
「先読みして走っている。ちゃんと見えるところに顔を出してくれて、パスの出し手としては凄い助かります。困った時に絶妙なサポートをしてくれるんですよね。守る時もひとりでボールを奪うことが全てじゃないよということも教わったし、僕は彼によってプロのキャリアが伸びたと思っています。同い年ですが、色々と学ばせてもらいました」
石川直宏(元FC東京など)
「チーム全体、試合の流れをコントロールできる。ポジショニングや止めて蹴るの技術など、当たり前のことを当たり前にやりますね。常に冷静で、この人をどう焦らせたらいいんだろう、と思っていました。でも、全然焦らないんですよ。プレッシャーをかけても、叩かれる、動かれる。こっちは100パーセントで行っているのに、20か30パーセントの力でいなされちゃうんですよね」 実際にピッチで遠藤のプレーを体感しているからこその賞賛だろう。