最下位転落のG大阪、宇佐美貴史「個人としても力不足を痛感する日々」
ガンバ大阪は14日の明治安田生命J1リーグ第13節で3連敗を止めようと浦和レッズのホームに乗り込んだが、先制しながら1-3の逆転負け。これで今季最長の4連敗となり、順位表では前日に今節を制した横浜FCに抜かれ、とうとう最下位に転げ落ちた。
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過密日程が考慮され、前節をベンチスタートの宇佐美貴史は2試合ぶりに先発したが、攻撃のタクトを振るう場面も少なく、63分に交代。試合後のゴール裏に向かっての挨拶ではチームとともにブーイングを一身に受け、険しい表情でその場を後にした。
試合後の宇佐美は「ボールを保持されてはいたけど、点をうまく取れたし、チーム全員で粘り強く守れてもいた。でも、前半の終わりと後半の頭というところだったり、失点のタイミングもだし、うまくいっていないなと感じる」と言葉を紡いだ。
追いつかれただけの場面でもうなだれる選手が多く、1-2の59分ではGK東口順昭のビルドアップミスから3失点目。宇佐美も「ダメージを食らった」と話すが、「ミスを咎めても何も起こらないし、そこから立ち上がっていくのが必要だった」と悔やんだ。
また、「前半を耐え切れれば、また違ったかもしれない。そこの意思疎通ができてもいた」と続け、少し間を開けると、「勿体ないし、個人としても力不足を痛感する日々でしかない」とも。主将であり、エースでもある自身にベクトルを向けた。
唯一の降格圏である最下位に沈んだ今、これだけ勝ちから遠ざかると、ダニエル・ポヤトス体制下で目指すスタイルにも疑いの目が強まるが、その中心を担う新7番は浦和戦後に選手内でも話し合いがあったといい、懸命に前向きな言葉を振り絞った。
「大変な状況だけど、何とかしようと、みんな、日々頑張っている。こういう状況になると、続けるのも難しくなってくるけど、全員で力を振り絞って頑張っていきたい」