【C大阪】加入内定の桃山学院大DF奥田勇斗が実戦デビュー「日本代表に育てていかないと」監督

セレッソ大阪は8日、ヴィッセル神戸と練習試合を行い、7-0で大勝した。

この試合では、来季のC大阪加入が内している桃山学院大DF奥田勇斗(はやと、22)が、実戦デビューした。

特別指定選手としても登録されている背番号45は、右サイドバックで先発出場。前半13分には、オーバーラップから中央に丁寧なクロスを入れ、FW加藤陸次樹(25)のゴールをアシストし、早々に結果を出した。

ライン際への駆け上がりだけではなく、中央へのインナーラップも繰り返し、チームの攻撃に幅を加えた。「持ち味はビルドアップと攻撃参加。個で行くだけでなく、味方も使いながら賢くプレーすること」という言葉通りのプレーだった。

後半には左サイドバックで出場し、どちらのサイドでも知性を感じさせるプレーができることを証明。「緊張なくやれた、スタメンで出て、アシストという結果も出せたのは良かった」と手応えを得た。

ガンバ大阪のアカデミーで育ち、大学では「ガンバに戻る一心でプレーしていた」。それでも、声がかかったのは神戸やC大阪といった関西のライバルクラブだった。

G大阪育ちの奥田にとって、ダービーの相手と認識してきたC大阪からのオファーは「最初はドキッとするものだった」。こう振り返りつつも「自分の中でワクワクするようになった。ダービーでいろいろ言われるかもしれないけど、それは覚悟している」と言い、新たな決意でC大阪入りを決めた思いを明かした。

加入前の選手とは思えないほどのフィット具合に、小菊昭雄監督(47)も「現代サッカーに求められるサイドバック。守備力も攻撃力も高い。日本代表に育てていかないといけない」と称賛。今後について、「ルヴァン杯での出場機会も考えていきたいと思うパフォーマンスだった」と話した。

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