名選手→名将! Jリーグ、大成功したレジェンド監督(3)Jリーグ最多の勝利数! タイトルを総なめした男は?
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラやアーセナルのミケル・アルテタのように、名選手が名監督になるケースは少なくない。求められる能力が違うとしても、一流選手の気持ちに寄り添えることは大きなアドバンテージであることは間違いないだろう。今回は、Jリーグで成功を収める元Jリーガー監督を紹介する。
西野朗(柏レイソル、ガンバ大阪、日本代表など)
生年月日:1955年4月7日
主な実績:J1リーグ(2005/ガンバ大阪)、AFCチャンピオンズリーグ(2008/ガンバ大阪)、天皇杯(2008, 09)、ナビスコカップ(1999/柏レイソル、2007/ガンバ大阪)
西野朗はJリーグで最も多くの勝利を手にした監督だ。J1リーグの戦績は524試合の指揮で270勝91分163敗。勝利数は歴代トップである。
選手としての西野は、早稲田大学在学中に日本代表に呼ばれた。大学卒業後に日立製作所のサッカー部に加入して1990年まで現役を続けた。
引退後は日本代表の世代別代表の指導者を経験。Jリーグでの指導者キャリアは1997年から。ニカノール監督のアシスタントとして柏レイソルに復帰すると、1998年に監督に就任。1999年にナビスコカップ優勝を果たすと、2000年のJ1セカンドステージでは2位に入った。
柏レイソルで見せた手腕が評価されて2002年からはガンバ大阪の指揮官に。ここではJ1優勝はAFCチャンピオンズリーグ優勝など多くの成功をもたらし、10年の長期政権を築いた。
その後、ヴィッセル神戸と名古屋グランパスでも指揮を執った西野は、2018年にヴァイッド・ハリルホジッチ監督の後任としてワールドカップ直前に日本代表監督に就任した。