G大阪が大阪ダービー4連敗 ポヤトス監督は「チームは良かったと心から思っています。結果以外は」

明治安田生命J1リーグ 第11節 G大阪1―2C大阪(3日・パナスタ)

8試合が行われ、通算60回目の大阪ダービーは、G大阪が後半45分の失点でC大阪に1―2と敗れ、リーグ戦では98~99年以来となる4連敗。開幕からいまだ1勝の17位と低迷が続く。同カードはG大阪の通算27勝21敗12分けとなった。

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コロナ後では初めて満員となったホームのスタジアムで、G大阪が屈辱にまみれた。1―1の後半途中からボールを支配して攻め続けたが、得点は奪えず。すると前掛かりになった同45分、カウンターから決勝点を許した。ポヤトス監督(44)は「悔しく痛い敗戦。90分、チームは良かったと心から思っています。結果以外は」と現状を嘆いた。

C大阪は決定機2本で2得点。一方でG大阪は何度もゴールに迫ったが、最後の精度を欠いて2点目を奪えなかった。ボールを保持したいという欲を捨てて、守備からのカウンターを徹底したC大阪とは対照的に、目指すサッカーを貫いたが勝てず。それでも指揮官は「僕はこのスタイルを変えず、ガンバとともに貫いていきたい」と語った。しかしここまでわずか1勝で17位に沈む現状では、選手達の信頼も揺らぎかねない。

後半ロスタイムで相手GKの好セーブにあったFWジェバリは「自分たちのやっているサッカーに疑いはない。それを極めて行かなければいけない」と語った。今はまだ選手達にも内容への手応えを語る声が多く、我慢の時期と捉えるべきか。それでも試合後スタジアムに響いたブーイングは、とにかく勝ってくれ、というサポーターの悲痛な叫びだった。(金川 誉)

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