【G大阪】MF倉田秋は後半終了間際に開幕戦以来の出場「自分が決めてチームを勝たせたかった」
<明治安田生命J1:G大阪1-2C大阪>◇第11節◇3日◇パナスタ
ガンバ大阪の元日本代表MF倉田秋(34)が、開幕戦以来となる今季2試合目の出場を果たした。後半42分にMFダワンと交代してピッチに立った。
その2分後、Jアラーノの縦パスに反応した倉田はゴール右横で相手と競り合い、CKを獲得。両手を挙げてサポーターとの一体感を示した。結果的に敗れたものの、ロスタイムを含めると約8分間の出場で最後まで執念を見せた。
「(出場の)チャンスをもらったので、自分が決めてチームを勝たせたかった。サポーターが最高の雰囲気をつくってくれた。(負けたのは)自分たちに、何かが足りないから」
リーグ戦でC大阪に最後に勝ったのは、倉田が決勝ゴールを挙げた19年5月18日のホーム戦。宿敵を相手に再現をしたかった。
「1得点だけじゃ、こういう試合になってしまう。決定機に点を取らないといけない」
J1通算367試合54得点を誇り、かつてはC大阪にも在籍した大ベテラン。今季はベンチを外れる機会が多くなっているが、腐らずに練習に臨む姿は仲間の手本になっている。背番号10は、いまだ1勝で17位に低迷するG大阪を精神的にも支えていく。