G大阪、ダービーで悔しい敗戦…ポヤトス監督「確実に成長している」
新型コロナウイルス禍後ではクラブの公式戦で最多となる3万4517人が詰めかけた3日のパナソニックスタジアム吹田。ホームの大声援を受けたG大阪は果敢に攻めたが、最後の決定力を欠いた。
試合終了間際に勝ち越され、C大阪に1-2で敗れた「大阪ダービー」。「非常に悔しい、痛い敗戦」と振り返ったポヤトス監督は「サッカーはえてして、つり合いの取れないもの。プロの世界はとどめを刺さないと、刺される」と絞り出した。
0-1の後半11分、食野のスルーパスでDFライン裏に抜け出した宇佐美が深い位置からマイナス方向のパス。相手センターバック2人を引き付けたジェバリがスルーし、空いたスペースに走り込んだダワンが決めて同点に追いついた。 その後も波状攻撃を浴びせたが勝ち越し点を奪えず、逆にカウンターで失点を許した。
「失点が多いのは否定できない。相手の隙を突いていくところを改善していかないといけない」とジェバリ。J1リーグ戦は11試合を終えて、いまだ1勝と低空飛行が続くが、指揮官は「確実に成長していると思うので、(自分たちが取り組んでいることを)貫き通していこうと思う」と語気を強めた。悔しい大阪ダービーを糧にしたい。(北川信行)