内容よりも勝利…香川真司、ダービーは「勝つことしか考えない。キャリアを通じて感じている」
[5.3 J1第11節 G大阪1-2C大阪 パナスタ]
内容ではガンバ大阪に押し込まれていたかもしれない。しかし最後に勝ち切ったのはセレッソ大阪だった。「勝つことしか考えていなかった」。リーグ戦では13年ぶりとなる大阪ダービーを体感したMF香川真司は、疲れ切った表情の中に充実感を漂わせた。
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ゴールデンウイーク中に行われた伝統の一戦“大阪ダービー”。通常観戦チケットは完売で、吹田スタジアムには入場制限のなくなったコロナ禍以降では最多となる3万4517人の大観衆が詰めかけた。
海外で伝統のダービーマッチを幾度となく経験してきた香川だからこそ、その重要度を強調する。「いつもだったら内容にもこだわらなければいけないが、それ以上に今日は勝つこと。泥臭くてもいいと言われていた。それは僕もキャリアを通じて感じています」。
後半45分にFW加藤陸次樹が決めた決勝弾による劇的勝利を飾ったC大阪だが、次のゲームでは内容も求めていきたいところ。香川も「守備一辺倒で戦えるわけじゃない」と語ると、「勝つ確率を上げる意味でも課題と向き合いながらやっていきたい」と自らに言い聞かせるように話した。