【プレビュー】鍵を握るのは両アタッカーの出来か。GWにガンバ大阪とセレッソ大阪が“大阪ダービー”で激突|Jリーグ

【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J1リーグは5月3日に第11節が開催される。パナソニックスタジアム吹田では、ガンバ大阪とセレッソ大阪が大阪ダービーで激突する。

今節はゴールデンウィークに開催される試合とあって多くの集客が見込まれる中、パナソニックスタジアム吹田では激戦必至の“大阪ダービー”が組まれた。互いの状況は大きく違うが、ダービーではそういったものは判断材料にはならない。意地と意地がぶつかり合う好ゲームが期待される。

ホームにC大阪を迎えるG大阪は、ここまで1勝4分5敗で17位。前節は敵地で鹿島アントラーズと対戦したが、ボールを動かしていくところで相手を上回れたところこそあれど、ゴール前でなかなか決定機まで持ち込むことができず無得点。逆にボールを奪われたところからの素早い攻撃を中心に4失点を喫して完敗となってしまった。運べるところまでは悪くないが、そこからのテンポアップや変化をつける動き、強度の面では、さらにチームとして意識づけしていく必要があるだろう。

今節は中3日での試合とあってメンバー選考を含めて指揮官の腕の見せどころとなる。期待したいのはFW宇佐美貴史だ。強度という点では他の選手の方が効果的かもしれないが、ゴール前でのアイディアやチャンスを決め切る力は他を圧倒している。大阪ダービーでも自身の違いを証明することで、チームを勝利へと導いていきたい。

一方、C大阪はここ最近勝ったり負けたりを繰り返しながら4勝2分4敗の8位。前節は今季初の3連勝を目指した中でサンフレッチェ広島と対戦したが、終盤は拮抗した展開で推移したものの押し込まれる時間が増えると、後半アディショナルタイムに痛恨の失点を献上して敗戦を喫した。再び上位浮上への足がかりを作っていく意味でも、この大阪ダービーは重要な一番となる。

チームとしては攻守により突き詰めていくことが必要だ。だいぶ失点は減ってきているが、ここまで13得点13失点のため、得点力をアップさせ、失点を減らしていくことが現実的な課題となる。攻撃面で期待したいのは、やはりMF香川真司 だ。攻撃時に確かな変化を与えられるアタッカーは、現チームにおいて無くてはならない存在。中盤との連携面も着実にアップしてきており、ここからより自身の力を発揮できる場面が増えてくるはず。このダービーマッチではチームの攻撃を牽引し、得点への道筋を作っていく。

なかなかスコアレスドローがないことでも知られる大阪ダービー。今回はどんな結末が待っているのか。注目の一戦は5月3日14時にキックオフだ。

https://www.dazn.com/ja-JP/news

Share Button