G大阪・ポヤトス監督、3日の大阪ダービーへ「何も変える必要はない」今季まだ1勝もスタイル不変
G大阪のポヤトス監督が2日、3日に控えたC大阪との大阪ダービー(パナスタ)に向けて取材に応じた。前節(4月29日)は鹿島に0―4と大敗し、今季ここまで1勝で17位と低迷する中で迎えるビッグマッチへ、指揮官は「選手達には『キリカエ』という言葉を伝えました」と日本語も交えて説明。メンタル面の立て直しを図り、ライバルとの一戦に向かう。
今季はボールを支配し、攻撃的なスタイルへと転換する中で結果が出ない試合が続く。鹿島戦の前半はボールを握る時間は長かったが決定機は少なく、後半は一瞬の隙を突かれて失点し、攻勢を強めようとしたところ失点を重ねた。チームに変化を加える点については「いつも通り、何も変える必要はないと思っています。もちろん改善は必要だが、そんなに慌てる状況ではない。改善点で言えば、背後の動きとスペースの認識がある」と語り、課題の修正はあれど、チームのスタイルは不変であることを強調した。
近年大阪ダービーは苦戦が続いており、2019年の勝利を最後に、7戦未勝利(2分け5敗)となっている。リーグ戦では3連敗中で、敗れて4連敗となれば、98~99年以来24年ぶりとなる。この日の非公開練習にはサポーターが駆けつけ、選手達を鼓舞。サポーターへの感謝を明かした指揮官は「選手達には、G大阪でプレーすることは仕事ではない、名誉なことだと理解して欲しいと伝えた。自分自身もこの言葉通り、死ぬ気でこのチームが左胸に背負うもの(エンブレム)を守るために戦い続けます」と語り、連敗ストップを誓っていた。