浮上のきっかけを掴みたいG大阪  2019年以来の「大阪ダービー」勝利へ

わずか1勝で苦しむG大阪

今シーズンよりガンバ大阪の新指揮官として就任したダニエル・ポヤトス監督。近年は優勝争いやタイトルから遠ざかっているG大阪の立て直しを図るために就任したものの、今シーズンここまで思うように結果が出ていない。先日の鹿島アントラーズ戦では0-4で大敗し、10試合を終えた時点で1勝5敗4分とわずか1勝しかできていない。

鹿島戦後にはアウェイに駆けつけたG大阪サポーターから大ブーイングを受け、試合後のインタビューでポヤトス監督は「まず、ファン・サポーターの皆様に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなので、この場を借りて謝りたいと思います」とコメントしている。そんなチーム状況の中、第11節で迎えるのはセレッソ大阪だ。G大阪とC大阪の「大阪ダービー」は、Jリーグの中でも屈指の盛り上がりを見せる一戦だ。

しかしG大阪はこの大阪ダービーにて長らく勝てていない。最後に勝利したのは2021年のルヴァンカップの準々決勝1stレグの1-0の勝利まで遡る。しかし2ndレグで0-4で負け、この年のルヴァンカップはここで敗退している。またリーグ戦で大阪ダービーを勝利したのは2019年の5月まで遡る。カップ戦を合わせた直近5試合は0勝3敗2分で5得点、9失点という結果だ。過去の結果や現状のG大阪の状況を考えると現在8位のC大阪に分があるように思える。

2022年の4月のルヴァンカップでの大阪ダービー以外は必ず得点が生まれている。両者のダービーは今回も撃ち合いになるに違いない。G大阪はダービー後、名古屋グランパス、浦和レッズ、横浜F・マリノスと強豪チームとの連戦が続く。かつての強豪G大阪復活に向け、自信をつけるには大阪ダービーでの勝利は絶対条件と言える。

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