G大阪、ルヴァン杯・FC東京戦で若手起用も 19歳MF中村仁郎「特徴はドリブル」ポヤトス監督明かす
G大阪のポヤトス監督は17日、ルヴァン杯のFC東京戦(19日・味スタ)に向けて取材に応じ、若手起用を含めたメンバー入れ替えを行う意向を明かした。今季リーグ戦ではここまで1勝3分け4敗で16位と低迷するが、ルヴァン杯はここまで主に主力を起用してきたこともあり、2勝1分けでE組首位と好調。「何人かは疲労が蓄積している選手もいる。全体を見て変更していきたい。この試合でプレーするに値する選手はたくさんいる」と話した。
出番を待つひとりが19歳MF中村仁郎だ。プロ1年目の昨季は18歳でリーグ戦9試合、ルヴァン杯も4試合に出場したが、今季は負傷での出遅れもあってここまで出場なし。「自分の特徴はドリブル。ただ周りも使いながらプレーする部分は、幅も広がっていると思う」と、今季初出場へ意欲をみせた。
出場機会がない時期も、ポヤトス監督からの声掛けもあり、前向きに課題と向き合ってきた中村。「監督からも、ゴールに向かうプレーはチームでも上位だと言ってもらえる。ただそれが消された時に、他の選択肢を広げることも必要だ、と言われている」と明かす。シーズン前には出場機会を増やすために他チームへの期限付き移籍なども検討したが「監督も特徴を評価してくれているので、ガンバでチャレンジしよう、という気持ちになれています」とうなずいた。
またFC東京には、同世代のMF松木玖生の存在も。「玖生とは中学生ぐらいから(世代別代表で)一緒にプレーしたりして、仲良くしてきたので対戦したい。僕らの世代では、彼が一番第一線で活躍しているので、負けたくない、という気持ちもある」と話した中村。同世代のライバルとの対戦もモチベーションのひとつとして、出番を静かに待ちわびていた。