京都FWパトリック、古巣・G大阪戦での決勝点にゴールパフォーマンス封印「相手をリスペクト」
京都FWパトリックが、G大阪戦の後半37分に奪った決勝点後、ゴールパフォーマンスを封印した理由を明かした。1―1の後半37分。相手ミスで得たチャンスに左足を振り、G大阪の日本代表GK谷の股下を抜いた。「狙ったと言うより、ねじ込みたかった」。ネットを揺らしても、お得意のマシンガンを撃つパフォーマンスは行わず、神様への感謝を示すポーズのみにとどめた。
「今はサンガの選手。力をもらっているサポーターのためにも喜ぶべきところもあるのですが、相手チームのことをリスペクトした」と理由を明かしたパトリック。昨季まで計7年間在籍した古巣に対し、この日は後半17分からの途中出場。試合を決める切り札としてピッチに立つと、大仕事をやってのけた。
昨季もG大阪ではチーム最多の5得点。残留争いに巻き込まれたチームを救ったが、オフには契約満了となって京都に新天地を求めた。この決勝点ですでに今季4得点目。「自分の価値を(証明したい)というところではない。今、サンガの選手として、今の価値を示していくつもりでした」と語ったパトリック。チームの連敗を2で止め、古巣に対して健在ぶりを証明したことは確かだ。