G大阪が7試合目で今季リーグ戦初勝利 ダワン&アラーノが得点 外国人助っ人が違い発揮
◆明治安田生命J1リーグ 第7節 G大阪2―0川崎(9日・パナスタ)
G大阪が7試合目でポヤトス新監督体制下での今季リーグ戦初勝利を挙げた。立ち上がりは川崎の勢いに押される時間帯となったが、前半29分MF石毛のCKに、MFダワンがヘディングで合わせて先制。後半5分には中盤でのスムーズな展開から、左サイドでボールを受けたMFアラーノが、右足で美しいミドルシュートを沈めてリードを広げた。
後半15分には川崎DF車屋が2枚目のイエローで退場となると、同18分には負傷で約1か月戦列を離れていたFW宇佐美も途中出場。リーグ戦では直近7戦未勝利(2分け5敗)だった相手に、19年3月以来、約4年ぶりの勝利をつかんだ。
この試合では得点したダワン&アラーノのブラジル人コンビに加え、抜群のキープ力と的確な判断でボール回しの中心となったイスラエル代表MFラビ、イスラム教のラマダン(断食期間)にも関わらず先発して前線で起点となったチュニジア代表FWジェバリと、外国人選手の活躍が光った。前節まで6試合で15失点の守備でも、前節の湘南戦で失点に直結するミスを生かした日本代表GK谷が安定したプレーでゴールを守り、今季リーグ戦初のクリーンシートも達成。ポヤトス新監督の下でボールを支配するスタイルを取り入れ、進化の過程にあるG大阪にとって、待望のリーグ初勝利となった。